9月は登録多し?8月に比べると1.65倍の登録台数に
さて、日本国内における輸入車登録2017年9月版。
登録台数は全ブランドを足すと40,019台、と8月の24,156台に比べてかなり多い数字に。
ただし昨年比だと102%となっているので、もともと8月は登録が少なく、9月は登録が多い、ということになりそうです。
2017年8月の輸入車販売。ブランドによって明暗くっきり、新型車の有無が大きく影響
メルセデス・ベンツの王者っぷりが光る
ランキングを見てみると上位はほぼ変動がなく、メルセデス・ベンツの圧倒的な強さが光りますね。
上位の販売台数については「100%前後」で推移しており、やはり厳しいいノルマにて販売台数が追求されているのは例月通り。
そしてポルシェはここ数ヶ月ずっと前年割れとなっており、ちょっと心配な状況ですね。
その他特筆すべきはランドローバー、アバルト、マセラティ、ベントレーが2ケタ成長を続けており、とくにマセラティとベントレーの伸びは驚異的(それぞれレヴァンテ、ベンテイガが貢献?だとするとSUVは成長に必要不可欠)。
アメ車はジープ以外全般的に弱い
スマート、ジャガー、DS、キャデラック、クライスラーは2ケタ減が続き、とくに新型車投入の予定もないことからこの減少傾向は止まらないかもしれません。
なおジャガーはSUV「F-PACE」を持っていますが、これはマセラティ・レヴァンテ、ベントレー・ベンテイガに比べて売れていないということが想像できます(価格はそれらよりも安いのに)。
下落が停まったのはアルファロメオ、マクラーレン、ダッジ、ロータス。
反面、成長に一息ついたのはボルボ、ランボルギーニ、アストンマーティン。
ボルボは需要が一巡したと考えるのが妥当で(在庫車を持って販売しているはずなので、輸入のタイミングはあまり関係なさそう)、しかしランボルギーニやアストンマーティンは「登録できるタマが入ってこなかった」のかもしれませんね。
9月のランキングを見てみよう
輸入車登録台数 2017年9月
メルセデス・ベンツ 8,480台 前年比102.0%
BMW 6,031台 前年比99.7%
フォルクスワーゲン 5,410台 前年比107.2%
アウディ 3,350台 前年比95.0%
ミニ 2,729台 前年比99.6%
ボルボ 1,578台 前年比103.7%
ジープ 1,150台 前年比98.7%
プジョー 1,006台 前年比106.8%
▲ポルシェ 801台 前年比92.0% 前年割れ続く
▲フィアット 769台 前年比100.6%
▼ルノー 698台 前年比99.3%
▲ランドローバー 489台 前年比128.0% 2ヶ月連続2ケタ成長
▼スマート 488台 前年比83.8% 成長に陰り?
▲シトロエン 335台 前年比183.0% 大幅成長
▲ジャガー 295台 前年比75.1% 3ヶ月連続で2ケタ減
▼アバルト 281台 前年比123.8% 2ヶ月連続2ケタ成長
▲アルファロメオ 240台 前年比130.4% 3ヶ月ぶりにプラス成長(2ケタ)
▼マセラティ 162台 前年比155.8% 3ヶ月連続2ケタ成長
▲DS 89台 前年比69.5% 3ヶ月連続で2ケタマイナス
▲キャデラック 78台 前年比108.3% 連続で2ケタマイナス
▲フェラーリ 60台 前年比115.4%
▼シボレー 58台 前年比98.3%
▲ベントレー 52台 前年比133.3% 3ヶ月連続連続2ケタ成長
▼ランボルギーニ 32台 前年比66.7% 久しぶりの大幅減
▲アルピナ 29台 前年比96.7% 3ヶ月連続前年割れ
ダッジ 29台 前年比116% 3ヶ月ぶりにプラス成長
マクラーレン 17台 前年比68% 3ヶ月ぶりにプラス成長
ロールスロイス 17台 前年比60.7% 3ヶ月連続減
▼アストンマーティン 15台 前年比83.3% 3ヶ月ぶりにマイナス成長
▼クライスラー 15台 前年比57.7% 3ヶ月連続2ケタ減
▲ロータス 11台 前年比157.1% 3ヶ月ぶりにプラス成長
▼ヒュンダイ 8台 前年比28.6%
ブガッティ 0台 前年比-%
輸入車販売合計 40,019台 前年比102.1%