| 上場する市場は今のところ不明 |
アストンマーティンが2018年央にも株式公開する可能性、とのウワサ。
これはロイターが報じたもので、現在アストンマーティンの株式90%を保有するクワイティ・インベスターズがIPOのために銀行を雇った、と報じられています。
なお、アストンマーティンは過去にも上々をほのめかす発言を行っており、これはかなり現実味のある話だと言えそう。
アストンマーティンは将来有望
仮に上場すると3000億~4500億円ほどの時価総額になるとされており、しかし現在上場する市場は不明(ニューヨークの可能性大。まさか中国とのつながりが深いからといって上海市場ということはないと思う)。
アストンマーティンが上場を考えているのは「フェラーリの上場」による成功を見ているからだと思われ、マクラーレンも同様に上場を考えている、と報じられていますね。
仮に上場するのであればですが、そうなるとぼくは現在保有しているフェラーリの株式を全部売っぱらってアストンマーティン株に乗り換える予定。
というのもフェラーリは状況以来随分株価が上がったものの、最近は上値が重いため。
ポルトフィーノの発表にも株価は反応せず、先月の「利益上方修正」にも反応せず、むしろ「増産」に対してネガティブ反応を見せており、これからフェラーリの株価が上がる要素はあまりないだろう、とも考えています(フェラーリは通常の企業とは異なり、増産や車種を増やすことがマイナスに取られる)。
フェラーリはこれから苦しくなる?
↓こちらがフェラーリの株価。上昇傾向がストップしているのがわかる
↓こちらはNYダウ平均。ダウ平均と個別銘柄の株価が連動するわけではないが、市場がフェラーリに興味を失っているであろうことは推測できる
加えてフェラーリはマクラーレンやアストンマーティンに押され気味なところがあり、マクラーレンは「セナ」や「BP23」、アストンマーティンだと「ヴァルキリー」といったハイパーカーがブランドイメージを押し上げ中。
加えてアストンマーティンは(ヴァルキリーやザガートなど)限定モデル販売における利益向上、ワンオフモデル生産拡大、DBX投入、適度なエレクトリック化による将来性(エレクトリック時代になっても存在感を示せる)、ミドシップスポーツ投入、マンションや潜水艦など「超富裕層ビジネス」への参入など話題性満載。
加えて発表されたばかりの「ヴァンテージ」の商品力の高さ、次いで発表されるであろうヴァンキッシュへの期待といったところでも将来性が感じられる企業であると考えています。
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