| フェラーリが珍しくリコール。ブレーキローターの摩耗センサー不具合 |
アメリカの運輸省、NHTSA=National Highway Traffic Safety Administrationが発表したところによると、フェラーリ488のブレーキディスク摩耗警告センサーに不具合があるとして「リコール」扱いに。
対象となる台数は40台で、39台が488GTB、1台が488スパイダーとのこと。
なお物理的に問題があるわけではなくプログラムの修正で対応ができるとしており、大事に至るトラブルではないようです。
リコール届出の内容だと、「プログラムに問題があり、ブレーキディスクが摩耗した際、正しくその残量を検出できない」としており、「摩耗しなければ」問題はなく、かつ488GTB/スパイダーに採用されるブレーキディスクは「カーボンセラミック」製なので、まずこれが不具合に繋がる可能性は低そうですね。
なおフェラーリはかなりリコールの少ない会社で、記憶に残るリコールはこれのほか過去3回。
「カリフォルニア」で燃料ラインの問題、458イタリアで「フロントトランクが中から開かない(アメリカでは誘拐時にトランクに押し込められることがあるので、内側から開ける仕様が求められる)」「フェンダー内側の接着剤が熱で蒸発し発火」といったもの。
なおランボルギーニも相当にリコールが少なく、過去にこれも「燃料ライン」で一度リコールを出した程度ですね。
ポルシェはリコールが「マカン」「カイエン」「918スパイダー」に集中しており、とくに918スパイダーは過去に5回のリコールが記録されています。
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