| ランボルギーニが「第四のランボルギーニ」に言及 |
ランボルギーニは新型SUV「ウルス」を発表したばかりですが、早くも新モデル追加のウワサ。
現在ランボルギーニはスーパースポーツとして「アヴェンタドール」「ウラカン」、SUVとして「ウルス」を持ちますが、これに加えて「なんらかの新しいモデル」を追加する、ということですね。
これはランボルギーニのステファノ・ドメニカリCEOがMotoringに語った内容だとされ、これによると「これまで我々はスーパースポーツカーセグメントにおいて成長を続けてきた。そして次のステップとしてウルスを投入したが、さらなる拡大を目指すにはこれまでとは異なるモデルをラインアップするのが論理的な戦略だ」とのこと。
その可能性はひとつだけではない
つまりは現行ラインアップとは重複しない新型車を発売するということになり、その時期としては2025年~2030年あたりが目処、とのこと(かなり先のことですが)。
ただし今のところは”どういったモデルが好ましいか”検討中だとしており、「我々には多くの競合がいる。我々の下から我々を脅かす存在も無視できない。しかしまだ考える時間は十分にある」と続けています。
エストーケ?
なおランボルギーニで過去に話題として出た「ニューモデル」は、まず「エストーケ」。
これはエスパーダの現代版とも言えるもので、同じグループに属するポルシェ・パナメーラのプラットフォームを活用した4ドアサルーン。
現在のランボルギーニのラインアップに加えるには理想的だとも言えそうです。

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廉価版スーパーカー?
そして「ウラカンの下に位置するモデル」。
マクラーレンが「540C」をはじめとするスポーツシリーズで大きな成功を収めたことに関係していると思われますが、2000万円代前半の「比較的安価なスーパースポーツ」の需要があるという想定。
ただ、ランボルギーニは「安価なモデルを出す気は無い」としており、これについては可能性が薄そう(まずはスーパースポーツ以外のカテゴリを攻めるべきで、かつスーパースポーツ市場はさほど大きくなく、優先順位としても高いとは思えない)。
アヴェンタドールの4人乗り?
さらに「アヴェンタドールの4座」。
スーパースポーツカテゴリに属するものの「4人乗り」の需要は無視できず、よって定期的に出てくる話題でもあります。
実際にランボルギーニはプロトタイプを製作してテストした、とも報じられていますね。
ミウラ復活?
ほかには「ミウラの復刻」。
かつてワルター・デ・シルヴァ氏が「ミウラ・コンセプト」をデザインしていますが、ランボルギーニはミウラの可能性を完全には捨てていない様子。
というのも現在のランボルギーニのデザインは「エクストリーム路線のみ」で、ミウラのような流麗なデザインを好む層も少なからず、これらを現在「取りこぼしている」可能性があるという考え方に基づくようです。
ただし一つのメーカーに二つのデザイン言語が同時に存在することにもなり、現行ラインアップとの共存、という問題がありそうですね。

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プラグインハイブリッド?
そして「プラグインハイブリッド」。
すでに「アステリオン」としてコンセプトカーを公開しており、これはポルシェ918スパイダーのハイブリッドシステムを流用したミドシップスポーツ。
メーカーとしてのCO2総排出量を減らすことができるモデルではありますが、「2025-2030年頃」だとウラカンやアヴェンタドールの次期モデルが(モデルライフ後半または追加モデルにて)プラグインハイブリッド化されている可能性があり、その発売時期を考えるとこれは「ない」かもしれません。
しばらく前の話ですが、ランボルギーニはラインアップを「5つ」まで増やしたいと語っており、それはランボルギーニ各モデルのライフが10年であることに起因。
モデルライフが10年で、その半分の5年で各モデルのフェイスリフトを順番に行ってゆけば、「毎年なんらかの新型車を投入できる」ことになり、安定した話題とセールスを期待できる、という狙いがあるようです。