参加するだけでも相当な費用がかかりそう
スイスにて開催された新しいカーイベント、I.C.E.の様子が動画で公開に。
このイベントはスイスにあるリゾート地、サンモリッツで催されたもので、正式名称は「 International Concours of Elegance St. Moritz (インターナショナル・コンクール・オブ・エレガンス・サンモリッツ」。
雪上に美しいクルマを並べ、そしてイベントの一部としてそれらのクルマでタイムアタックを行う、というものです。
なお上の画像は「直管の」フェラーリF50。
動画では凄まじいサウンドを轟かせています。
今回I.C.E.は初の開催
マクラーレンやフェラーリ、ランボルギーニなど自動車メーカーがこういった「雪上」でトレーニングプログラムを開催することはよく知られるものの、そのほかの団体が雪上でのイベントを企画することは珍しく、というのも「スーパーカーと雪は相性が悪い」ため。
加えて雪上にあえてスーパーカーを持ち出そうというオーナーが少ないことも「こういったイベントがない」ことに関連していると思いますが、今回は開催場所が(十億長者がワンサカいる)スイスということもあり、太っ腹なオーナーさんたちが希少なクルマを惜しげなく披露しています。
こちらはフェラーリ・デイトナ(365GTB/4)のオープンモデル。
生産わずか122台のみの超希少車。
こちらも希少なフェラーリ750モンツァ。
その他クラシックカーだとメルセデス・ベンツ300SLガルウイングの姿も。
おそらくフェラーリ488GT3。
自走してきたにせよ(公道は走れないはず)、持ち込んだにせよ、とんでもないクルマが出てきたな、という感じですね。
ランチア・デルタ・HFマルティニ(ほかにデルタS4 グループBも)。
おそらく雪上では最強だと思われます。
超変態車、ランチア・ラリー037ストラダーレ。
製造は207台のみ(ホモロゲーション取得のため)で、ランチア・モンテカルロの車体後半にエンジンを装着してミドシップ化してしまったクルマです。
なお設計はジャンパオロ・ダラーラによるもの。
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言わずとしれた、ランチア・ストラトス(3台も登場)。
パガーニ・ウアイラ・パール、パガーニ・ウアイラ・ディナスティアの姿も。
両方ともワンオフで製造されたもので、ウアイラ・ディナスティアは中国市場向けに3台のみが製造されています。
もしかすると中国人オーナーがスイスに別荘を構えて保管しているのかもしれませんね。
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ランボルギーニ・カウンタック・アニバーサリー。
車体の下に赤いプレートが見えますが、おそらくは下の雪を溶かさないため(会場は凍った湖の上)。
スパイクタイヤを履いていますが、よくこんなサイズのスパイクタイヤがあったな、と思います(もしくは作ったか)。
こちらはまさかのランボルギーニ・ミウラSVJ。
そしてジウジアーロ(GFG)のハイパーSUV、カンガルーも登場。
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それでは動画を見てみよう
こちらが数々のスーパーカーやラリーカー、クラシックカーが雪上を思う存分走りドリフトを披露する動画、「The ICE St. Moritz 2019: Miura SVJ, Ferrari F50 Straight Piped, Huayra Futura, 037 Stradale & More!」。