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【動画】フェラーリが公式にてF8トリブートの機能紹介動画を公開。車両制御ソフトは488ピスタよりも新しく、「ドリフト許容」の設定に

2019/03/14

フェラーリというと、ストイックにグリップ走行しタイムを出すという印象だったが

フェラーリがそのニューモデル「F8トリブート(Tributo)」の機能を解説する動画を公開。

先に公開されたスペシャルコンテンツ”FerrariF8Tributo.com”においてもフェラーリは「エンジン」を最優先にて公開していて、今回の動画においてもやはりトップは「エンジン」。

フェラーリF8トリブートに搭載されるのは3.9リッターV8ツインターボエンジンですが、これは3年連続でエンジン・オブ・ザ・イヤーを獲得し、その高い性能はもちろん、サウンドも含め「芸術品のようだ」と評されていますね。

フェラーリ製V8が3年連続でエンジン・オブ・ザ・イヤー受賞。「ライバルを寄せ付けず、完璧に近い

フェラーリF8トリブートは「488GTBと488ピスタとの中間」

そしてフェラーリはこのF8とリブートについて「488GTBと488ピスタとの中間」だと語っており、実際に488ピスタにて採用されたSダクトやインテークもF8トリブートに採用されています。

488GTBから90キロ軽量化された488ピスタには及ばないものの、F8トリブートでは488GTB比で40キロも軽量化され、まずはエンジン自体(おそらくは補機類含め)が軽量化。※コンロッドはチタン製

F40をイメージしたリアウインドウはレキサン樹脂使用にて軽量化を達成。

リアスポイラーはカーボン製。

フェラーリF8トリブートはドライバビリティも大きく向上

フェラーリF8トリブートは「各部を徹底的にリファインしてきた」という印象が強く、ステアリングホイールも「直径を小さく」といった細かい調整を実施。
直接手に触れる部分であり、大きく印象を左右する部分であるとも考えていて、ステアリングホイールは非常に重要な要素だと思います。

フェラーリF8トリブートはビークルダイナミクスも向上

車両制御システム、「フェラーリ・ダイナミック・エンハンサー」はバージョン6.1へと進化。
これはブレーキ圧の変更や・・・

トラクションコントロールシステム「F1-TRAC」、電子制御ディファレンシャル「E-DIFF」、磁性流体封入ダンパー「SCM」の設定も変更に。
ちなみにフェラーリ488ピスタのSSCバージョンは「6」なので、F8 トリブートのほうが一つ新しい、ということになりますね。

そしてF8トリブートは、これらによって488GTB比6%コーナリングスピードが向上。

驚くべきは「オーバーステア」特性が与えられたことで、つまりこれは「ドリフト許容」。
サーキットを速く走るにはドリフトはご法度であり、フェラーリもこれまでは「滑らない」設定を重視してきたと認識していますが、F8トリブートではその方向性を転換した、ということに。

現在はメルセデス・ベンツやBMWが「ドリフトモード」を搭載し、マクラーレン720ではドリフトアングルまで指定できるドリフトモードを備えるに至っています。

なおランボルギーニ・ウラカンも「EVO」へと進化するにあたりそのマネージメントがドリフト許容へと変更されているようで、これは「ピュアスポーツにおける、最近のひとつの変化」だと言えそう。

そして488GTBに対する、F8トリブートの変更点はこうなっています。

  • エンジンは488GTBプラス50馬力、488ピスタと同じ720馬力
  • 0−100キロ加速は488GTBから0.1秒速くなって2.9秒(488ピスタは2.85秒)
  • 0-200キロ加速は0.5秒速くなって7.8秒
  • 車体重量は488GTBマイナス40キロの1330キロ(488ピスタは1280キロ)
  • 最高速は488GTBプラス10km/hの340km/h(488ピスタと同じ)
  • サーキットのラップタイムは0.5秒速くなって82.5秒

それでは動画を見てみよう

こちらがフェラーリが公式にて公開した、F8トリブートの機能を紹介する動画、「Ferrari F8 Tributo - Performance」。

そのほか各ユーチューバーもフェラーリF8トリブートの動画を公開しており、こちらはMr JWW氏による「NEW Ferrari F8 Tributo First Look!」

Shmee150氏もフェラーリF8トリブートのレビュー動画、「Check Out the NEW Ferrari F8 Tributo! | FIRST LOOK」をアップ済み。

VIA:Ferrari

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