| フェラーリはベントレーの倍も売れている |

さて、2019年7月の日本国内における輸入車登録ランキング。
これほどまでに動きの少ない月もないなというくらい変動がなかったのが7月ですが、特筆すべきはフォルクスワーゲンがBMWを抜いて2位に浮上した、ということくらい。
なお、ボルボ、プジョー、ジープ、シトロエン、ジャガーは相変わらず好調で、SUVや魅力的な車種を発売したメーカーは「伸びる」傾向にあり、輸入車は人気の商品があるかないかで大きく売上が変わるようです。
一方、国産車だと、見た目よりも「実需」で買われる場合も多く、かつ各メーカーともにラインアップが(輸入車に比べると)多いため、ひとつやふたつヒットが出ても、さほど全体での販売状況に変動はないようですね。
2019年7月の輸入車登録状況はこうなっている
その他気づくところは、ベントレーが「コンチネンタルGT」のモデルチェンジ以降、比較的好調。
アルファロメオは「ジュリア」「ステルヴィオ」の需要が一巡したせいか、ちょっとずつ販売が下落しているようです。
ランボルギーニはウルス効果によって前年比2倍の台数を登録して82台へ。
なお、フェラーリは96台を登録するなど「変わらぬ強さ」を発揮していますね。

そして、ふと思ったのが、「ポルシェの登録は597台なので、”ランボルギーニとフェラーリを足した”3倍位の数字にとどまる」ということ。
やたらとポルシェが売れていて、やたらとポルシェを目にするように思いますが、実際に「ポルシェ:ランボルギーニ+フェラーリ」の販売比率は「3:1」くらい。
そう考えると、もっとランボルギーニやフェラーリを目にしてもいいはずですが、「ほとんど見ない」ので、やはりそれらのオーナーさんはクルマを大事にしまっているのかもしれません。※加えて、ポルシェは長い間販売してきた実績もある
1.メルセデス・ベンツ 5,159台 前年比110.5%
2. フォルクスワーゲン 3,544台 前年比96.3%
3.BMW 3,425台 前年比90.3%
4.ミニ 1,805台 前年比100.2%
5.アウディ 1,425台 前年比90.7%
6.ボルボ 1,295台 前年比103.2%
7.ジープ 1,080台 前年比127.7%
8.プジョー 1,024台 前年比120.3%
9.ポルシェ 597台 前年比152.3%
10. ルノー 584台 前年比99.2%
11. シトロエン 379台 前年比115.5%
12.フィアット 356台 前年比72.4%
13.ランドローバー 258台 前年比85.4%
14.ジャガー 199台 前年比164.5%
15.アバルト 176台 前年比108.5%
16. アルファロメオ 158台 前年比69.6%
17.スマート 129台 前年比81.6%
18. DS 118台 前年比134.1%
19.フェラーリ 96台 前年比101.1%
20.マセラティ 91台 前年比94.8%
21.ランボルギーニ 82台 前年比205.0%
22. シボレー 54台 前年比83.1%
23. キャデラック 52台 前年比148.6%
24.ベントレー 50台 前年比192.3%
24.ダッジ 41台 前年比117.1%
26.フォード 39台 前年比114.7%
27. アストンマーティン 21台 前年比116.7%
28. ロータス 20台 前年比100.0%
29.マクラーレン 18台 前年比100.0%
30. ロールスロイス 15台 前年比166.7%
31.アルピナ 10台 前年比40%
輸入車合計 22,342台 前年比102.6%
VIA:日本自動車輸入組合