| 中にはシトロエン2CVなど、「変わり種」も |
トップギアのプレゼンター、クリス・ハリス所有のシボレー・カマロ(2015)がオークションに登場予定。
クリス・ハリスというと生粋のポルシェ・ファナティック、そしてフェラーリ愛好家という印象があるだけに、「カマロ」に乗っていたというのはちょっとびっくり。
なお、このカマロZ/28は英国に5台しか存在しないとされ、落札者はこの希少車を手にすることができるほか、イギリス南東にあるサーキットに招待され、クリス・ハリスからじきじきにこのクルマを手渡されることになる、とのこと。
カマロZ/28がこんなにスパルタンなクルマとは知らなんだ
現在、このカマロの走行距離は7,962マイル(クリス・ハリスが購入した際は223マイル)を数え、「けっこうクリス・ハリスは距離を走った」ということに。
エンジンは7リッターV8(LS7)、出力は505馬力、そしてカーボンセラミックブレーキ装着、Tremec製6速MT、LSD装着、マルティマティック・ダイナミック・サスペンション装備と聞けばクリス・ハリスがこのクルマを購入した理由も、比較的よく乗っていた理由も納得できますね。
ちなみにカマロZ/28は、ZL1グレードに比較して130kg軽量で、軽量ウインドウ、防音・遮音材の省略がこれに貢献(エアコンもオプション)。
ボディカラーはホイールともども「ブラック」で凄みを感じさせ、パっと見ではチューニングカーのような印象も受けますね。
そしてこちらが軽量化のために内装が省かれたトランク。
カマロにこんなスパルタンな仕様があったとは、と驚かされます。
クリス・ハリスは他にこんなクルマに乗ってきた
そしてクリス・ハリスが過去に乗ってきたクルマについても触れてみましょう。
自動車ジャーナリストとしては英国(世界でも)屈指の知名度を誇り、様々なメディアに寄稿するほか、上述の通りトップギアの司会も務め、レースに参戦するほか、自身でも「クリス・ハリス・オン・カーズ」を展開中。
フェラーリ599GTB
クリス・ハリスはとくにフェラーリとポルシェ好きとして知られますが、フェラーリの中でも「フロントエンジン」モデルに乗っていたのはちょっと意外。
エンジンは6リッターV12、出力は620馬力、0-100キロ加速は3.7秒、最高速度は330km/hというスペックを誇ります。
シトロエン2CV
これもまた意外な選択肢で、というのも走りとは無縁なクルマだから(15馬力、最高速度は85km/h)。
しかしながらそのパッケージングの独創性、なによりフランスそして欧州の自動車史うにおいて果たした役割を考えるに、「ジャーナリストとして、乗っておかねば自動車を語れない」のかもしれませんね。
フェラーリFF
そして再度登場の「フェラーリ」そしてやはりフロントエンジン。
さらにはワゴンボディに4WDという、クリス・ハリスの好きそうなフェラーリとはちょっと異なるようにも思いますが、実は「V12、フロントエンジン」が好きなのかもしれませんね。
6.2リッターV12エンジンを搭載し、660馬力を発生します。
プジョー205ラリー
これは文字どおりプジョー205の「ラリー仕様」で、ごく少数が限定販売されたもの。
軽量化にエンジン強化(高回転化)というチューンが施されていることが特徴で、漫画「オーバーレブ!」にも登場しています。
その他のクルマだとBMW M3エボリューション、BMW M5(E28)、フェラーリ512TR、ポルシェ911GT3RS 4.0、ポルシェ911GT2等が所有している、もしくは所有してきたクルマとして報じられていますが、シトロエン2CV以外はやはり「走り」を追求したクルマが選ばれているようですね。