| フェラーリは2022年までに15ものニューモデルを発表する計画を持っている |

ここ最近、ニューモデルの発表やテストが活発化しているフェラーリ。
2018年から2022年にかけて15ものニューモデルを発表するとしており、2019年にはF8トリブート、SF90ストラダーレ、F8スパイダー、812GTS、ローマを発表しています。
そして今年後半には2台の新型車を投入する計画も報じられていますが、そのうちの一台はおそらく、つい先ごろプロトタイプが目撃された「SF90スパイダー」。
じゃあ残る(今年発表される)一台は?という疑問が当然出てきて、それに対する回答が今回目撃されたプロトタイプかもしれません。
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フェラーリは急激にエレクトリック化へ
そして今回目撃されたプロトタイプを見るに、フロントフードに高電圧を示すステッカーが貼られているところからして「ハイブリッド」。
フェラーリはかつて「2019年以降発売するクルマはすべてハイブリッド化する」とコメントしていたものの、開発の遅れからか現時点ではまだ量産ハイブリッドとしてはSF90ストラダーレが発表されたのみで、しかしこちらの納車時期は今のところ不明。

ただ、このSF90ストラダーレはV8ツインターボに3モーターを積む「高価な」ハイブリッドであり(車両価格は約6500万円)、とても現在のV8フェラーリの置き換えとはならないモデルです。
そのためか現在フェラーリは(より安価な)V6ターボ+ハイブリッドを開発中と言われ、それがこのプロトタイプに積まれている可能性も。

このプロトタイプを見ると、見た目は488GTBに近いものの、細部はかなり異なっていて、リアフェンダーには大きなエアインテークが設けられたり、リアには高い位置に取り付けられたテールパイプなど、けっこうな相違が見られます。
なお、このプロトタイプが現在の「V8ミドシップモデル」の置き換えになるのか、それとも「その下」に位置するブランニューモデルとなるのかはまったくの謎。
もし「下」に位置するのであればかねてより噂の「ディーノ」の可能性もありそうですが、もともとディーノはフェラーリ初のV6エンジンを積み、求めやすい価格にてフェラーリファンの裾野を広げようとしたクルマであり、そのルーツと「V6ハイブリッド」とはオーバーラップする部分もありそうですね。

今の時点では全てが謎、そして推測の域を出ないものの、フェラーリは「すべての人々の需要をカバーする」ためのラインアップを構築するという趣旨の発言も行なっているので、それを考慮するとこのハイブリッドモデルはやはり「新種」となるのかもしれません。
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加えて、フェラーリは「初」となるSUV、プロサングエの発表も控えており、こちらも2020年に発表される可能性が高そうです。
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VIA: Walter Vayr