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コロナ禍にて4月の北米ではトヨタ-54%、マツダ-45%。ブラジルは新車販売がゼロ、英国では第二次大戦終了後の1946年よりも低い水準に

投稿日:2020/05/06 更新日:

| 日本はそこまで悪くないようには思われるが |

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さて、日本では外出自粛が継続されている状態ですが、欧米では段階的に解除されており、徐々に「コロナ後」を見据えた活動が開始されているようです。

様々な報道を見るに、4月の北米自動車市場において、トヨタは54%、ヒュンダイは39%、マツダは45%の下落を見せたといい、問題はここからどう回復するか。

既報の通り北米では値引の原資となる販売報償金=インセンティブにて販売を加速させるという手法が一般的で、すでに一部では大きなインセンティブが出されている模様。

北米での中古相場は依然として価格が低い水準

つまり現在は「新車が売れない」→「安価な中古車を買う人が増加」→「新車販売を加速させるためにインセンティブ増加」という流れとなっていますが、それでも中古車市場の平均価格は低いままだといい、つまりはこれまでに比べて自動車全体の需要が大きく減退しているとも言えそう。

コロナ前の状況であれば、新車よりも割安な中古車を選ぶ傾向が強まった場合には中古相場の上昇(中古車のタマが足りなくなるので)が見られたものの、現在はそうではなく、とにかくクルマを買おうという人が少ないということになりそう。

なお、もうひとつアメリカ特有の状況として「リース販売が多い」というものがあり、これはリース期間が開けるとそれらのクルマがドバっと中古市場へと流れてくることに。

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つまりは定期的に中古車が増えるということになり、これが中古相場を下げる原因にもなっていて、先行き不透明な状況下にて、新車ではなく「走行距離が少なく、程度のいい」リース開け車両を選ぶ理由になっている、とも言われます。

つまり、「インセンティブ」「リース」という、北米市場特有の状況がさらに事態を悪化させているとも考えることができ、まだまだ北米市場の夜明けは遠いのかもしれません。

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世界の自動車販売状況はこうなっている

そして北米以外だと「さらに悪い」国がたくさんあり、たとえばブラジルは4月の新車販売がゼロ。

英国においては4月に売れたのが4,044台にとどまり、これは第二次大戦終了後の1946年2月よりも低い数字だそう。

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ただ、これらは自動車メーカーによって差があるようで、フェラーリは第一四半期の販売台数が「4%増加」。

4月単月の数字ではありませんが、1〜3月の合計ではむしろ増加ということになりますね。

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そしてポルシェの第一四半期だと5%の減少だとも報じられています。

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ただしいずれも、3-4月に受注できなかたった分がその後に大きな影響を及ぼすとも考えられ、平時のセオリーでは判断ができず、まだまだ読めないのが「コロナ後」だと言えそうです。

参考までに、いちはやく経済活動を正常化させつつある中国では徐々に客足が戻りつつあり、一部では「爆買い復活」という報道もあるようですね。

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VIA:Reuters, Automotive news Europe

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