
| ウインカーの光り方など、いろいろな部分が「新しい」 |
先日はクロード・ルルーシュ監督を起用して短編映画「ル・グラン・ランデヴー」をを撮影・公開したフェラーリ。
そこへ登場したのがSF90ストラダーレですが、その後にはいくつかのメディアを呼んで(SF90ストラダーレの)試乗イベントを開催しています。
そして今回はロンドンのフェラーリ正規ディーラー、HRオーウェンにて展示されていたSF90ストラダーレが運び出されることになり、その様子を収めた動画が公開に。
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| この後はまた別の会場へ? |
まずはHRオーウェンのショールームから搬出されるSF90ストラダーレ。
VIP向けのイベント等が開催されていたのかもしれませんね(まだプリプロダクションモデルしか存在しないと思われ、世界各地を行脚することになるのだと思われる)。
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ウインカーはヘッドライト内部に「三本線」で点灯する模様

いったん路上へ出されるSF90ストラダーレ。

812GTSも同時に搬出され、フェラーリのニューモデルが2台揃うことに。
なお、周囲にはウワサを聞きつけたのか多くの見物客そしてカメラキッズが集合しています。

そしてちょっとだけ走行しており、エンジン音を聴くことが可能。

こちらははじめて見た、SF90ストラダーレのボンネット内で、ハイブリッドユニットの一部(インバーター?)が見えますね。
「RACE・E」という文字も確認でき、これがフェラーリのハイブリッドシステムの名称なのかもしれません。
なお、モーター+バッテリー、そしてそれらに付随するもので250kgほど重量が増加しているそうですが、フェラーリ曰く「重量増加を帳消しにするほどのパフォーマンスを実現した」とのこと。
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SF90ストラダーレでは「3モーター式」を採用し、ひとつはトランスミッションに内蔵、残る2つはフロントアクスルに配置して前輪を駆動するという4WD。
これはホンダNSXやポルシェ918スパイダー、コンセプトカーだとランボルギーニ・アステリオンに採用されているのと同様のパッケージングということになりますが、ランボルギーニによれば「そのコストは2500万円くらい」。
フェラーリSF90ストラダーレの価格は5800万円くらいなので、ちょうど「F8トリブートに(ランボルギーニの言うコスト分の)2500万円のハイブリッドシステムを搭載した」と考えるとその値付けにも納得です。

なお、SF90ストラダーレは購入制限がないとされ、スペシャルモデルのように「選ばれた人のみが買える」というクルマではないようですね。
SF90ストラダーレはフェラーリの市販車史上もっとも高い出力(1000CV)を誇るだけに限定スペシャルモデルのような印象があるものの、お金を払えば誰でも買えるというのはちょっと意外。

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フェラーリSF90ストラダーレのインテリアはこうなっている
そしれこちらも珍しい、SF90ストラダーレの画像。
SF90ストラダーレではじめて採用され、次いでローマにも用いられた新世代のインテリアデザインが与えられています(もちろんモデルごとにアレンジされており、まったく同じではない)。

シートのシェルはカーボン製。
背中の横あたりが「抜けて」おり、相当に軽そうな構造を持っていますね。

そしてかわりにショールームへと搬入されたのがF8トリブート。
相当にギリギリなクリアランスの中をバックにて入れており、かなりな緊張を強いられそうです。

参照:TheTFJJ