【動画】フェラーリ296GTSの試作車がフェラーリ本社から出てくる姿が目撃！ちなみに296GTSを注文するにはまず「296GTBを購入しないといけない」ようだ

｜ 前半は296GTBと同じ、ただし296GTSの車体後半は大きく変更される可能性も ｜

おそらくパフォーマンスは296GTBと変わりはないと思われる

さて、おそらくは数ヶ月内に発表されると言われているフェラーリ296GTBのオープンモデル、「296GTS（名称は未定）」。

2022年に最初に発表されるフェラーリのニューモデル、そして2022年の先陣を切って登場するスーパーカーだとも見られています。

なお、全身をカモフラージュ用のシートで覆われており、その全容がまだまだわからない状態ではありますが、これまでの、そして今回のプロトタイプを見るに、噂されていたような「タルガトップ（デタッチャブルルーフ）」ではなくフォールディングハードトップを持つようにも見えますね。

車体後部はその形状が大きく変更？

ただし296GTSではその車体後部を（ルーフを格納するため）大きく変更する可能性があり、ハイマウントストップランプの位置、そしてリアガラスのサイズが（296GTSと）異なることもわかります。

しかしながら、これまでのフェラーリの例から見て、パワートレインには変わりがないと思われ、つまり3リッターV6ツインターボ＋ハイブリッドにて830馬力を発生し、おそらくは0−100キロ加速もクーペ同様に2.9秒、そして最高速についても330km/h維持するものと思われます。

ちなみに296GTBは、排気音をタービンに入れる前にドライバーへと届ける（特許取得済みの）デバイスを装備しており、これが自然吸気エンジンのようなシャープなサウンドを生み出しているわけですが、ルーフを開け放ち、812GTSのようにリアウインドウを下ろすことができるならば、それはそれは刺激的なサウンドをコクピットから聞くことができるのかもしれません。※812GTSの場合、812スーパーファストに比較して75kgほど重量が増加している

フェラーリ296GTSは普通に売ってもらえない

ちなみにですが、ぼくはいまフェラーリ296GTBの注文を検討していて、そして296GTSの発表が近づいてきているため、「296GTSって注文できるんですかね」と聞いてみたところ、「絶対とは言わないが、基本的に無理」という回答。

その理由としては、オープンモデルは生産台数が少なく、たとえ限定モデルでなくとも、フェラーリの顧客を優先するため、（ぼくのような）一見さんには（オープンモデルを）注文できないようになっていて、もし296GTSを注文するのであれば、先に296GTBを注文して欲しい、とのこと。

この場合は296GTBをまず注文し、これが納車されて1年くらい乗った後に296GTSがやってくることになり、そのタイミングで296GTBを売却するということになりそう。

理屈としてはこれが道理にかなっているようにも思えますが、なかなか思い切ることができないのもまた事実。

なお、フェラーリのこういった販売方法については否定的な意見も多いものの、ぼくとしては特にネガティブな意見を持っておらず、「ブランド価値を向上させるにはそうせざるをえないのだろう」とも考えています（そして、それに従う以外にはない、とも）。

これはもちろんぼく自身がフェラーリ株に投資しているからであり、その株価に上がり続けて欲しいと考えているためですが、なかなかに難しい問題でもありますね。

フェラーリ296GTBのプロトタイプが走行する姿を捉えた動画はこちら

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参照：Varryx