| ラグジュアリークーペどうしの加速競争動画は意外と少ない |
ベントレー、アストンマーティンはけっこう高価だった
さて、これまでにも様々なドラッグレース動画を公開してきたCarwowですが、今回は「フェラーリ ローマ」「ベントレー・コンチネンタルGTスピード」「アストンマーティンDBS スーパーレッジェーラ」という美しいクーペ3台のドラッグレース動画を収録しYoutube上へとアップすることに。
なお、3車の比較はこういった感じとなっていて、驚くべきことに、この中ではフェラーリ・ローマが「最も安い」という信じられない状況に。
出力はミドシップスーパースポーツ顔負け
これら3車のスペックをざっと見てみると、フェラーリ・ローマはV8ツインターボエンジンを搭載し最大出力は620馬力 / トルク561lb-ft(760Nm)、そして車体重量1570kg。
もちろんフロントエンジン、そして駆動輪は後輪のみ。
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ベントレー・コンチネンタルGTスピードはフロントに6リッターW12ツインターボエンジンを搭載し出力は659馬力、最大トルク664pf(900Nm)、車体重量は2,273kg、駆動方式はこの中では唯一の4WD。
アストンマーティンDBSスーパーレッジェーラは5.2リッターV12ツインターボエンジンを搭載して715馬力を発生し、車体重量は1,845kg。
ちなみにこの個体は10台のみが限定にて製造された「コンコルド・エディション」ですね。
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実際に走ってみたらこうなった
そして実際に走ってみた結果ですが、もっとも重量の重いベントレー・コンチネンタルGTスピードがスタートからリードを広げ、そのままトップをキープしてゴールイン。
そのタイムは11.4秒という、ヘビー級ラグジュアリークーペらしからぬタイムです。
そしてわずかに遅れてフェラーリ・ローマ。
最後はアストンマーティンDBSスーパーレッジェーラの11.7秒ですが、出力と重量とのバランスを考慮すると(この中では)やや遅めのタイム。
しかしアストンマーティンはもともと加速を競うたぐいのクルマではなく、運転する楽しさを追求するタイプのクルマでもあり、よってやや後輪をスライドさせる設定のトラクションコントロールを持っていると認識していて、つまりパワーを「意図的に逃がす」傾向があるのではと(実際に運転した)考えています。
ただ、いったん走り出してしまうとそのパワーを生かして思いっきり加速するのもアストンマーティンDBSスーパーレッジェーラで、ドラッグレース(1/4マイル)ではなく1マイルという長丁場になると俄然有利になるらしく、軽量なフェラーリ・ローマとともにコンチネンタルGTスピードを引き離すことに成功。
参考までに、ブレーキングテスト(一定の速度から同時にフルブレーキ開始)では3台ともほぼ同じ距離で停止しており、重量級のコンチネンタルGTスピードのブレーキ性能が際立っていると考えて良さそうですね。
フェラーリ・ローマ、ベントレー・コンチネンタルGTスピード、アストンマーティンDBSスーパーレッジェーラの加速競争動画はこちら
参照:carwow