【動画】フェラーリ458スペチアーレ、C8コルベットがゼロヨン対決！その結果はほぼ五分五分、コルベットのコストパフォーマンスは異常

｜ C8コルベットが”非常に”速いことは理解していたが、実際に動画を見ると驚きしかない ｜

今後登場するコルベットのバリエーションのことを考えると空恐ろしくなる

さて、いつも興味深いゼロヨン対決をYoutube上に公開するCarwow。

今回はフェラーリ最後の自然吸気V8モデルである458スペチアーレ、そして60年もの歳月をかけようやくミドシップ化が実現したC8コルベットとの加速競争を公開しています。

ちなみにこの両者の価格は3倍ほど（もちろんフェラーリ458スペチアーレのほうが高価）開きがありますが、その結果はどうだったのかを見てみましょう。

フェラーリ458スペチアーレとC8コルベットとのスペックはこうなっている

そこでまずは両者のスペックについてですが、フェラーリ458スペチアーレは4.5リッターV8自然吸気エンジンをリアミッドに積んで後輪を駆動。

このエンジンは605馬力 / 540Nmを発生し、トランスミッションは7速デュアルクラッチ、車体重量は1,500kg。

対するシボレー・コルベットのエンジンは6.2リッター自然吸気V8、そして出力は482馬力 / 613Nm、トランスミッションは8速デュアルクラッチ、駆動輪はもちろん後輪のみ、車体重量は1655kg。

パッケージングは同じ、しかし出力とトルクは異なり、トランスミッションの段数と車体重量が異なるということがわかります。

実際にドラッグレースを走ったらこうなった

そして実際にドラッグレースを走ってみた結果ですが、トルクに勝る、そしておそらくはローギアードだと思われるC8コルベットがスタートにて大きくリードし、フェラーリ458スペチアーレはその差を詰めることができずに大きく差をつけられた状態でゴール（ただしジリジリとは追い上げている）。

その後走った2本目ではフェラーリが上手くスタートを決めてそのままコルベットに後塵を浴びせ、3本目だとコルベットのほうがわずかにスタートで勝るも、ゴール直前、ギリギリのタイミングでフェラーリ458スペチアーレがコルベットを抜いています。

なお、ゼロヨン（1/4マイル）だとC8コルベットのベストタイムは11.8秒、フェラーリ458スペチアーレだと11.7秒。

見たところ、停止状態からのスタートだとコルベットがやや有利、しかしそこからの加速になると軽量性という武器を持つフェラーリ458スペチアーレのほうが勝るといった印象です（よって、スタート次第で勝負が簡単にひっくり返る）。

その後Carwowは（停止状態ではなく）一定の速度から加速を競うローリングスタート形式でのテストも行っており、ドライブモードを両者とも「もっともスポーティーではない」設定にして競った状態だと両者ともほぼ互角。

ただし「もっともスポーティーな」設定だとフェラーリに分があるようですね。

最後のブレーキテストではカーボンセラミックブレーキを持つフェラーリ458スペチアーレのほうが（スチールローターを採用する）C8コルベットよりもかなり短い距離で停止しています。

いかにC8コルベットのほうが（およそ5年）設計が新しいといえど、ここまでフェラーリ458スペチアーレに肉薄するとはという印象を受け、じき発売となるコルベットZ06だとどれだけ速いんだろうな、と思ったり。

ただしフェラーリはドラッグレースでの速さを誇るたぐいのクルマではなく、サーキットでこそ本領を発揮するクルマなので、サーキットを走行すれば、また「ぜんぜん違う」結果になるのかもしれませんね。

フェラーリ458スペチアーレとC8コルベットとが加速を競う動画はこちら

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参照：carwow