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90年代バブル期の象徴「ケーニッヒ」フェラーリが競売に登場、2770万円で落札される。一つの時代の象徴でもあり、歴史的価値は高いと思う

投稿日:2022/06/13 更新日:

90年代バブル期の象徴「ケーニッヒ」フェラーリが競売に登場、2770万円で落札される。一つの時代の象徴でもあり、歴史的価値は高いと思う

| もう二度と、こんな無茶なクルマは登場しないであろう |

時間というフィルターを通し、ケーニッヒは再び輝きを放ち始めたようにも感じられる

さて、1990年代のバブル期の日本において一世を風靡した「ケーニッヒ」。

ケーニッヒは、自身もレーシングドライバーであったウィリー・ケーニッヒによって1997年に設立されたチューニングブランドで、その動機は「自分が購入したフェラーリ365GGT4BBの性能に満足できず、であれば自身の納得できる”本物の”スポーツカーを作ろう」と考えたから。

正式なブランド名は「ケーニッヒ・スペシャルズ(KOENIG SPECIALS)」で、すでに絶滅したかのように捉えられていますが、実は現在も活動を続けており、フェラーリだと458イタリア、ランボルギーニだとアヴェンタドールにまで対応しています。

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このワイドさを見よ!

落札価格は16万6666ポンド(日本円で約2770万円)

そして今回中古市場に登場したのが1980年式のフェラーリ512BBで、1983年に二番目のオーナーによってケーニッヒへと持ち込まれ、”ケーニッヒ・スペシャルズ・フルパッケージ”によって現在の姿へと変貌を遂げることに。

カスタムの内容としては、まず外観だとワイドフェンダーにワイドホイール、前後スポイラー、キャブレター場見える独特な形状を持つエンジンフード、そしてエアロミラー。

これらのパーツが装着されるのにあわせ、ボディカラーはパールホワイトに再ペイントされています。

なお、ボディには若干の飛び石傷などがあるそうですが、見たところ非常に良好なコンディションを持つようですね。

機能系だとエンジンチューニング(450PS)にハイパフォーマンスエキゾーストシステム、2ディスククラッチ、ブレーキとトランスミッションの冷却強化、スポーツサスペンション含む足回りのアップグレード、レーシングブレーキの装着など。

搭載されるエンジンは4.9リッター・フラット12、トランスミッションは5速マニュアルです。

ホイールは当時の状況を反映して「15インチ(ゴールドディスクにポリッシュのリムがいかにも当時風)」、タイヤはピレリPゼロ・アシンメトリコ。

サイドに「フィン」そして「NACAダクト」とが組み合わせられているあたりが”いかにも”な感じです。

なお、ちょっと前までケーニッヒというと「フェラーリファンであれば目を背けたくなるようなシロモノ」であったと思いますが(エンツォ・フェラーリはこれを認めなかったという)、現代ではなぜか再評価がなされており、今回の「2770万円」のように高額落札されるケースもいくつか出ているもよう。

このフェラーリ512BB”ケーニッヒ”の走行距離は5万7629キロを記録しており、しかし2022年4月にフェラーリのスペシャリストでもあるダリオ・サウラーによる整備や各種オイル交換と調整に加え、新しいタイミングベルトへの交換、トランスミッションのオーバーホールを受けたばかりだと紹介されています。

未レストアだとされるものの内外装ともにかなり良好な状態であり、これまで相当に大切に乗られていたということもわかりますが、それを証明するように、当時の取扱説明書に整備記録、各種メンテナンスの請求書、ケーニッヒがカスタムを行った記録も付属する、とのこと。

今後、ケーニッヒによるカスタムカーはその希少性、特定の時期の歴史を反映しているという”歴史的価値”から相場を上げ続ける可能性もあるんじゃないかと考えています。

フェラーリ512BB「ケーニッヒ・スペシャル」のインテリアはこうなっている

インテリアは見た目も鮮やかなレッド、そしてMOMO製ステアリングホイールにパワーウインドウ、エアコンなど「フル装備」。

シートはデイトナスタイルです。

さらにはパイオニア製のカーステレオ(当時モノ)、そして昔懐かしの自動車電話も。

全体的に見て、アナログの魅力をふんだんに持ち、そして失われてしまい「もう二度と再現されることはないであろう」ひとつの時代を反映させたクルマとしてのオーラを身にまとう一台だと言えそうですね。

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