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フェラーリが「ル・マン用ハイパーカーを10月30日に公開」、そして「内部文書がネット上に流出」とアナウンス。後者はカスペルスキーとの契約を見送ったことと関係か

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フェラーリが「ル・マン用ハイパーカーを10月30日に公開」、そして「内部文書がネット上に流出」とアナウンス。後者はカスペルスキーとの契約を見送ったことと関係か

| ル・マン24時間レース用ハイパーカーの実戦デビューは2023年3月を予定 |

内部文書流出についてはカスペルスキーとの契約解除と関連したサイバーアタックである、とも

さて、現在フェラーリはル・マン24時間レースへの復帰を目指し、その「ハイパーカークラス」に参戦するためのレーシングカーを開発中。

これまでにも何度かスパイフォト、そして公式ティーザー画像や動画が公開されていますが、今回ついに10月30日にワールドプレミアが行われる、と報じられています。

このハイパーカー「フェラーリLMH(仮称)」は、およそ50年ぶりのプロトタイプレーシングカーであり、1965年以来のル・マン復帰、そして10回目のル・マンでの総合優勝を狙うクルマとなりますが、現在までにフェラーリのテストトラックであるフィオラノを経て、ムジェロ、バルセロナ、イモラ、ポルティマオといった重要なサーキットでのテストが行われています。

フェラーリ
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フェラーリLMHはすでに1万キロ以上を走行

フェラーリにてハイパーカープロジェクトを率いるアントネッロ・コレッタ氏によれば、すでにフェラーリLMHは1万キロメートル以上のテストを積んでおり、10日ごとにサーキットを走り、来年3月中旬にセブリングで開催されるWEC開幕戦までに残されているのは「必要な微調整」程度とのことなので、おおよそ完成に近い状態にあると考えて良さそう。

ちなみにル・マン24時間レース「ハイパーカークラス(LMH)」を走るには、参加チームの独自開発による車体を選択する場合(LMH)と、北米のIMSAと共通にて使用できるシャシーを選択する場合(LMDh。ただし指定の4コンストラクターによるシャシーを選択する必要がある)とに分かれますが、フェラーリはより複雑でハードルの高いLMHを選択しています。

Ferari-Hypercar (2)

なお、LMH規定にてル・マン24時間レースに参戦するのはフェラーリの他にトヨタ、スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス、プジョー、バイコス・レーシング。

LMDh規定だとポルシェ、アキュラ、ランボルギーニ、BMW、キャデラックといったところで、各チームの戦いのほか、LMHとLMDh勢との差も気になるところ。

この選択がどう転ぶかはわかりませんが、フェラーリが他社製、かつ他のチームと同じコンストラクターのシャシーを使用するこことは、フェラーリはもちろんファンも許さないと思うので、今回に関してはどのみちLMH以外の選択肢はなかったと考えて良さそうですね。

Ferari-Hypercar (3)

フェラーリLMHのティーザー動画はこちら

フェラーリは「内部文書が流出した」と発表

そしてもうひとつフェラーリ関連のニュースがあり、それは「内部文書が流出した」というもの。

フェラーリは「インターネット上に内部資料が流出した」「業務に支障はない」「流出経路を特定するために必要なすべての措置を実施した」「サイバー攻撃の証拠はない」とコメントしているものの、イタリア現地のメディア、コリエレ・デラ・セラによれば、フェラーリに対してサイバー攻撃があり、7ギガバイトの文書、データシート、修理ハンドブックが公開されたと報じています。

加えて、この攻撃は、サイバーギャング「RansomEXX」によって行われたという具体的な話も伝えられており、現時点では何が真実なのかはわからない状態。

さらにウワサレベルだと、今回の情報流出に際しては、フェラーリF1チームが、長年スポンサーを努めてきたロシアのソフトウェア会社、カスペルスキーとの契約を行わなかったことと関係しているという話もあるようですね。

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参照:Motorsport.com, Automotive News, Ferrari

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JUN

興味の範囲が広く、猫、小説、映画、音楽、腕時計、クルマなど。 酒、タバコ、ギャンブルは一切しません(ある意味では自分の人生そのものがギャンブル)。 いま欲しいクルマはアルピーヌA110。

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