｜ ただしその名も、デザインがローマ風なのかどうかもわかっていない ｜
おそらくはモデルラインアップの「幅」を広げるためにローマとは異なるデザインを採用するだろう
さて、フェラーリは3月に「ローマ・スパイダー」を発表すると言われていますが、今回その正式な日付が3月16日に決定。
現時点ではローマ・スパイダーだと断言されたわけではなく、そしてローマのオープンモデルだとしても、その名称が「ローマ・スパイダー」であるとは限らず、これらについて、あと一週間先の正式発表を待つしかなさそうです。
なお、フェラーリは基本的にリークが少なく、その一因としては「フェラーリファンや関係者の忠誠心が（非常に）高い」からだとも考えていますが、そういった側面からも事前の情報流出は期待できないかもしれません。
ニューモデルは「気取らないエレガンス」
そして今回のニューモデルにつき、フェラーリいわく「フォルムとパフォーマンスの新たなハーモニー」「気取らないエレガンス」。
これを見るに（スーパースポーツ系ではなく）ライフスタイル系モデルであることが推測できそうですね。
ちなみにですが、ローマ発表前に公開されたティーザー画像はこんな感じで、LA NUOVA DOLCE VITA（甘い生活）の文字とサングラスのレンズに映ったシルバーの車体を確認可能。
モータスポーツとは全く無縁の、ある意味では「フェラーリらしくない」画像ですが、いざ発表されてみると、ローマのエレガントなスタイリング、そしてその雰囲気を端的に表していたということもわかります。
ちなみにSF90ストラダーレのティーザー画像はこんな感じで、こちらはフェラーリらしい「レッド」を貴重としています。
F8トリブート、そして296GTBのティーザー画像もやはり「レッド貴重」だったので、同じフェラーリであってもスポーツ系は「レッド」を用いる傾向にあるのかもしれません。
おそらくはローマと競合しない、そしてローマでは獲得できなかった客層をフェラーリに連れてくるべく、ローマとは異なるデザインを採用するだろう
そしてここからはいくつかの（ローマ・スパイダーの）ティーザー画像や動画が公開されることになるかと思いますが、それらによっておおよそのクルマの性格を知ることもでき、なんらかの予測ができる可能性も。
ちなみにですが、ローマが発表された際、大方の予想は「ポルトフィーノのクーペ版」だと言われていて、ディーラーもそのように聞いていたそうですが、実際に登場すると「まったくポルトフィーノとのデザイン的関連性がないブランニューモデル」だったという経緯もあり、そのケースを考慮するならば、今回の「ローマ・スパイダー」についても、ローマとは全く異なるデザインと名前を持つ「新規車種」となるのかも。
実際のところ、フェラーリのニューモデルに課せられた役割は「フェラーリに新しい顧客を連れてくること」で、言い換えるならば「他のブランドから顧客を奪うこと」。
その観点からだと「ローマと同じデザインを採用すると」いかにオープンモデルといえど新しい顧客を連れてくるよりもフェラーリの中で食い合いが生じてしまう可能性もあり（と言ってももうローマの注文はできませんが）、であればローマとは異なる、そして他社の顧客をフェラーリへと連れてくることができるような新しいデザインを採用するのかもしれません。
そして何より、フェラーリの新型車が「市場の予想通り」だったことはこれまでになく、今回のローマ・スパイダーについても、いい意味で「予想を軽く裏切ってくれる」のではないか、と考えています。
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