| さすがにこの価格で落札されることはありえないが、格安にてフェラーリを購入できるチャンスかもしれない |
おそらく修復はかなり難しく、しかし多くのパーツはまだ再生が可能かも
さて、テスタロッサの改良版として1991年に登場した512TRの事故車がサルベージオークションにて販売中。※イエローは相当に珍しい
512TRという名称は「5リッターV12、テスタロッサ」から来ていますが、1991年から1994年にかけて2,261台が生産されており、テスタロッサよりも軽量化された車体、そして出力アップによって大きくパフォーマンスが向上しています。
ここまでの破損であれば修復は不可能?
そして今回このオークションに出品されているのが「事故にあった」1992年モデルのフェラーリ512TRで、ご覧の通りサイドが大きく凹んでおり、見たところ(クルマではなく)ポールや壁などにぶつかった可能性が高そうです。
とくに損傷が大きいのは助手席側で、事故の際に助手席に人が乗っていなかったことを願わんばかりですが、よくぞここまで潰れるな、というくらいの潰れっぷり。
運転席側も無傷ではなく、リアフェンダーや・・・。
フロントフェンダーにも損傷が見られるほか、フロントフードなどあちこちに影響が出ているようですね。
現在の入札額はわずか25ドル
なお、この損壊ぶりからして修復が困難であることは明らかで、そのためか現在の入札額はなんと25ドル(即決価格は67,500ドル)。
オークションサイトには事故の原因や損害の詳細について触れられておらず、しかし5リッターV12エンジンやトランスミッションについては再利用できる可能性があり、内装パーツのいくつかは再利用ができるものと思われるので、部品取りとしてはまだまだ機能する可能性があるのかも。
そう考えると、オークション終了間際にはある程度の価格に達する可能性もありそうですね。
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参照:IAAI