フェラーリF12tdfが中古市場に登場。
ただしお値段1億1000万円となっており、新車のラ・フェラーリと同じくらいの価格設定に。
ただしこういったフェラーリの限定モデルは新車では「お金があれば」変えるものではなく、今までフェラーリを何台購入したか、現在何台持っているかという「購入条件」があり、それを考えると中古の限定(スペチアーレ)モデルはその分の条件=プレミアムが上乗せされるのは仕方のないことなのかもしれません。
今回販売しているのはオランダのプレミアムカーディーラーで、この個体の走行距離は6,150キロ。
オプションとしてはアダプティブ・ダンピング・システム、プレミアムオーデォオ・システム、インテリア・カーボントリム、20インチホイール、カーナビゲーションシートにスポーツシートとなっています。
フェラーリF12tdfはV12エンジンから780馬力を発生し、軽量化も相まって0-100キロ加速は2.9秒とパフォーマンスとしても世界最速の部類。
今までは各部の詳細画像を見たことはありませんでしたが今回はクローズアップされた画像が多数公開されており、今までに気づかなかった特徴も見ることができます。
こちらはリアクォーターウインドウ下のカナード。
もちろんダウンフォース強化を目的としたものですが、599XXからフィードバックされたものかもしれませんね。
フロントフェンダーのカーボンパーツ。
F12はフロントフード脇からサイドへと空気を流すための構造がデザイン的特徴になっていますが、F12tdfではさらにカーボンパーツが独特の形状に。
全体的にかなり特別感のある仕上がりになっており、1億円の価格であっても「買える人にとっては」いい買い物なんじゃないか、と考えたりします。
おそらくゴードン・ラムゼイ氏所有とみられるフェラーリF12tdfが販売中(似ているだけで違うかもしれない)。
フロイド・メイウェザーが利用しているディーラーで販売されているようで、このディーラーは「太い」客を捕まえていることになりますね。
もちろんそのための努力は並大抵ではないと思われ、顧客の要望する車を要望する形で届けることができるだけの能力が必要と思われます。
なお、このフェラーリF12tdfはホワイトのボディカラーにブラックとメタリックグレーのストライプを持ち、ブラックのサイドステップやブラックのホイールなど、かなりこだわった仕様。
内装はレッドにブラックとカーボンのアクセント(カーボンは一部マット仕上げ)。
内装色もゴードン・ラムゼイ氏所有のものとちょっと異なるようで、総合的に考えると氏所有のものではないかもですね。
なおゴードン・ラムゼイ氏はフェラーリを愛することで有名で、高額所得者においても「フェラーリ派」と「ランボルギーニ派(GACKTはアヴェンタドール・アニヴェルサリオ→チェンテナリオ)」に分かれるのが面白いところ(もちろん”両方”が一番多いとは思いますが)。
ゴードン・ラムゼイ氏は年収70億円を獲得し、ミシュランの星を合計で7つ獲得するほどの実力者。
毒舌シェフとしても有名ですが、氏の経営するレストランに行ってきた様子はこちら。