クールなグレーのボディカラーを身にまとうポルシェ911GT3RS。
ホイールはサテンブラックとなっており、モノトーンでまとめられた外観がファッショナブルですね。
ブレーキキャリパーはイエローですが、そこがまたワンポイントとして効いていると思います。
なお近年グレーは欧州でよく採用されるボディカラーとなっており、コンパクトカーだとシトロエン、ハイパフォーマンスカーにおいてもフェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェ、マクラーレンなどが採用していますね。
その他グレーのボディカラーを持つ車たち。
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恐ろしい目つきのワンコ(リードがついていなくて恐ろしい)に守られるポルシェ911GT3RS。
画像ではボディカラーは薄いグレーに見えますね。
一瞬光の加減でホワイトがグレーのように見えているのかと思いましたが、他の画像だとホワイトの車が写っており、その比較を考えてもやはり「グレー」なのだと思います。
標準カラーではグレーは選べないのでエクスクルーシブによるカスタムカラーと思われますが、ずいぶんシブいボディカラーですね。
珍しいダークグリーンのポルシェ911GT3RS。
汚れた道路を走ったのか泥を跳ね上げていますが、その淀れている場所を見ると、もし石を跳ね上げるとこの部分に当たるんだろうなあ、ということが視覚的にわかります。
特にリアフェンダーの汚れはかなりのボリュームを占めており、ポルシェがこの部分にストーンガードを(純正で)貼るのも頷けますね。
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アメリカはアトランタにて目撃されたポルシェ911GT3RS。
パっと見ると普通のボディカラーですが、911GT3RSには標準でGTシルバーメタリックとホワイト(0円)、オプションでウルトラヴァイオレット(現在は選択不可)、ラバオレンジ(+482,000円)しか設定がなく、したがってこれは「カスタムカラー」ということになりますね。
ただ、「濃いメタリックブルー」はほかの911シリーズにも標準設定されているボディカラー(ナイトブルーメタリック)であり、これにカスタムペイント費用(70万円くらい?)を支払うからには相当にこの色にこだわりがあったと思われます(ぼくであれば、どうせ同じお金を支払うのだったら、一目でカスタムカラーと分かる色を選択すると思う。アシッドグリーンとか)。
なおポルシェの場合、モデルイヤーやモデルによって大きくボディカラーが変わります。
同じナイトブルーメタリックだと2017年モデルイヤーにおいて、911ターボでは0円、911カレラでは214,000となっており、パナメーラは0円ですがカイエンでは設定なし。
カイエンのように設定なしであってもカスタムカラーとしてポルシェのカスタマイゼーションプログラム「エクスクルーシブ」で選択可能ですが、これだと70万円以上の費用が必要に(ボディカラーによって価格が異なる)。
加えて、来年のモデルイヤーで仮にこのナイトブルーメタリックがなくなってしまうと、「去年までは標準だったのに、今年は(もしカスタムカラーで選択すると)70万円以上」を同じカラーに支払う必要が出てくることになります。
なお、この911GT3RSではホイールも通常のメタリックグレーから「ブラック」へと変更されていますが、これもなかなか「わかりにくい」ところ。
要は「ほとんどオーナーにしかわからない」ところに相当な費用をかけていることになりますね。
この911GT3RSについて、もうひとつの大きな特徴は「ウイングレス」。
911GT3RSのアイコンとも言える巨大なリアウイングがないということですが、ステーとウイングを取り払い、ダックテール部分だけが残る形に。
これによって視覚的に重心が低くなっていますが、同時に下の方へ目が行くとともに「通常の911」との違い、つまり前後フェンダーの張り出しがかなり目立っていると思いますが、ウイング一つでもこれだけイメージが変わるのか、と改めて思い知らされます。
なおこちらはリアウイング付きのポルシェ911Gt3RS。