毎年上海で開催されるスーパーカーミーティング。
今年は動画を見るといつになく盛況のようで、一般の人も多く訪れていますね。
ハイパーカー50台以上、スーパーカー100台以上が集まったとされていますが、その数字には偽りが無いようで、普段目にすることが無いような車が大集合。
ポルシェ918スパイダーやマクラーレンP1は「普通」で、ラ・フェラーリ、ランボルギーニ・ヴェネーノ・ロードスター、パガーニ・ゾンダ760JC、ケーニグセグOne:1(しかも二台で、これは二台とも同じオーナーとのこと)などの超希少車の姿も見られます。
一方でフェラーリF40や288GTO、空冷ポルシェのようなネオクラシック世代の姿も見られ、かつちょっと前のような下品なカスタムは減り(一部残っているようですが)、メーカーのヘリテージを理解した面白いカスタムも(画像のポルシェ993など)見られます。
その他は中国では「定番」のランボルギーニ・アヴェンタドール、ウラカン、アウディR8、フェラーリF12、アストンマーティDBS、日産GT-Rなどの姿も見られますが、ラディカルRXCといった風変わりな車も参加しているのが面白いですね。
上海で開催されたスーパーカーイベントにとんでもない車たちが集合したことが話題になりましたが、その様子を収めた動画第二弾が公開に。
これを見るとパガーニ・ゾンダ、レクサスLFA、ブガッティ・ヴェイロンのほか、複数のポルシェ918スパイダーやラ・フェラーリ(なぜかイタリア警察っぽいカラーの個体も)の姿も見えます。
なおアヴェンタドールやウラカンは「普通の車」といった印象を受けるほどですが、そういった環境の中では改造車が増えてくるのも理解できますね。
動画を見ると、幾つかの販売力のあるショップが太い顧客を捕まえており、その顧客が次々買い替えているか、買い増しを行っているようにも推測できます。
ちなみに明るいブルーの個体が多く、これまでにも同様のカラーにカスタムされたスーパーカーが中国で多く見られており、中国人のブルー好きは定説となりそうですね。
こちらは同じ会場にて、ランボルギーニ・ヴェネーノを押して移動。
なぜ自走しないのかは不明ですが、おそらくは売却を考慮し「走行距離が伸びるのを嫌っているのでは」とされています。
中国パワー炸裂。北京で開催された「もっとも台数の多いテスラ・パレード」がギネスに認定される(動画あり)
中国にて、テスラ・モデルSとモデルXのオーナーが集合し、「世界で最も台数の多いテスラの集まり」というギネス記録が達成に。
これは北京で行われたもので、100台のモデルXと145台のモデルSが集合したイベントとなっています。
つい数年前まで、中国においてテスラの販売が振るわずに現地法人の代表が更迭されたりしていましたが、短い期間でよく「ギネス達成」まだたどり着いたものですね(さすが中国パワー)。
なお中国で2016年に販売されたテスラは6000台で、北米で販売されたテスラは同時期で3万台であったとのことなので、「参加率」が高かったこともあるのでしょうね。
「累計」だともっと差が開くはずで、おそらくはアメリカのテスラ・オーナーズクラブも黙ってはおらず、おそらくは近いうちにこの記録は書き換えられるだろう、と考えています。
動画ではモデルXのファルコン・ウイング・ドアが例の「パタパタ」を披露していますが、一斉にそれを行う姿は圧巻ですね。
A bunch of Tesla Model Xs in training flapping their wings. Closest thing we have to flying cars right now https://t.co/NDgQWAPRkY pic.twitter.com/K8v4DKGISv
— Fred Lambert (@FredericLambert) 2017年1月20日
中国では「旧正月」を迎えていますが、香港では「マクラーレン・ニューイヤー・パレード」が開催に。
50台以上のマクラーレンが集まって九龍から西貢までの35キロを連なって走行しています。
画像を見ると参加しているのはMP4-12C、650S、675LT、570Sなど(540Cもいると思われる)。
なおマクラーレン675LT/675LTスパイダーはそれぞれ世界限定500台となっていますが、今回のツーリングには9台の675LTが集結。
香港はもともとイギリス領ということでロールスロイスやベントレー、レンジローバーなど英国ブランドの人気が高く、それはマクラーレンも同じなのかもしれませんね。
マクラーレン香港は設立して5年目になるそうですが、確かに現地ではランボルギーニやフェラーリと同等の比率で目撃するようにも思われ、日本に比べてもその人気は高いのかもしれません。
マクラーレン自体は2016年には3,286台を売り販売台数について新記録を樹立していますが、これは2015年に比べて9%の成長。
ただしその人気は今のところ北米に依存しており、アメリカではこのうち1,139台を販売(30%以上)しています。
現在マクラーレンは(フェラーリやランボルギーニなどの)他メーカーとは異なり中国本土や日本での人気が高くはなく、世界販売台数に占める中国や日本市場の比率が非常に小さいことも特徴。
今後もこのままのポジションなのか、それともランボルギーニやフェラーリと肩を並べるところまで台数を伸ばすのかは不明ですが、それはこれから登場するであろう「P14(720S?)」や、プロモーションに大きく依存するのかもしれませんね。
中国においてランボルギーニ輸入開始10周年イベントが開催に。
画像では結構な数のウラカン、アヴェンタドールが見えます。
まだ正規輸入されて10年(ということはガヤルドが登場した頃)しか経っていないのかという印象、そしてこの10年でランボルギーニにとってほぼ最大の市場になったのか、という感慨深いものがありますね。
中国は広いので全土からランボルギーニを集めるわけにも行かず、各地においてイベントを開催してゆくのだと思いますが、日本でもこういったイベントがあればいいのに、と考えたりします。
中国では歴史的遺産を背景にランボルギーニが集まっていますが(マセラティ、フェラーリもそうだった)日本でも同じように文化遺産などのもとにランボルギーニが集まれば壮観だろう、と考えたりします。
もちろん景観を損じない、迷惑をかけない範囲で、ということですが、多額の広告費を支出するよりも効率の良いプロモーションになるのでは、と考えたりします。
そういえば台湾でも同じようにポルシェの記念イベントを国会議事堂のようなところで開催していましたね。
中国にて、ランボルギーニ輸入開始10周年記念イベント開催。成都にて
以前にもちょっと紹介した、中国におけるランボルギーニ正規輸入開始10周年記念イベント。
中国各地で開催されているようですが、こちらは成都におけるツーリングです。
ウラカンはじめガヤルド、アヴェンタドールなど合計30台が集まったようですが、ひとつの都市にしてはけっこう数が多く、やはり中国の勢いを感じさせます。
※成都は北京、広州、深セン、上海に続いてお金持ちが多いことでも有名
ガヤルドLP560-4スーパートロフェオ(レースカー)の姿も見えますが、ウラカンに入れ替えたチームがガヤルド・スーパートロフェオを一般向けに販売したのかもしれませんね。
なおランボルギーニ・ウラカンは中国では約8500万円程度。
これは関税とくに大排気量の車に課される高額な税金が原因で、そのためにフェラーリ、マクラーレンもその高額課税を回避できる4リッター以下に抑えているのが現状です。
ちなみにランボルギーニにとって中国は2011年以降、世界最大のマーケットとなっていますが、ウルスが登場すればその傾向がさらに加速しそうですね。
逆に考えると中国での販売が落ち込むと、ランボルギーニにとって非常にマズいことになるのかもしれません(現時点でも世界中の需要を満たせているわけではないので、中国分をほかに回せば良いだけなのかもしれません)。