
ferrari
世の中ではネタになりやすい、スーパーカーの事故やトラブル。
「やっかみ」の対象となり、スーパーカーだと「乗っている」ではなく「乗り回している」という表現んが使用されることからも何かと非難の対象となりますが、ここでどういった事故やトラブルがあるのかを見てみましょう。
ドイツで開催されたイベントにて、あわやランボルギーニ・アヴェンタドールSCロードスターがドラッグレースでカメラマンを轢いてしまいそうになる動画。
シグナルがグリーンになるとともにスタートする方式ですが、カメラマンがシグナルの変わるタイミングを見誤ったようで、しかしアヴェンタドールSVロードスターはうまくこれを避けています。
もちろんタイムに影響はあったと思いますが、隣のシボレー・コルベットZR1とも接触せず、スピンもせずに(おそらく1速のままで)加速したのはドライバーの判断や腕が良かったのでしょうね。
なお、このアヴェンタドールSVはアクラポヴィッチのエキゾーストシステムを装着しており、そのサウンドは野獣の咆哮そのもの。
ぼくは基本的にエキゾーストシステムを交換したくないと考えていますが、アクラポヴィッチだけは「交換してみたい」と思います。
その理由としてはメーカーにも純正採用される品質、軽量性、加工品質もありますが、なによりマフラーエンドのデザイン(これも車種によって変えるなど芸の細かさが光る)の素晴らしさを挙げたいと思います。
イタリアはパルマ近郊にて、ランボルギーニ・アヴェンタドールSVの事故。
車両の前後が消失するほどのクラッシュで、相当な速度が出ていたことがわかります(A1道路上の事故とのことですが、A1道路は速度が出ることで有名)。
なおアヴェンタドールの構造はこんな感じになっていて、強固なカーボン製のパッセンジャー・セルにアルミ製の前後フレームが接続され、そこにサスペンション、リアだとエンジンがマウントされるようになっています。
よって当たる角度によってはパッセンジャー・セルから前後フレームがごっそり取れることになり、びっくりするような無残な姿になることがありますが、考えようによってはそれで衝撃が逃げることになり、見た目ほどドライバーへの身体的ダメージは大きくないのかもしれません(精神的ダメージは甚大ですが)。
寒くなってくると多いのがスリップによる事故。
突如路面が凍っていることもあり、予期しないスリップに見舞われることも。
上の画像は土手に突っ込んでしまったポルシェ・パナメーラですが、やはりコントロールを失ってのクラッシュ、とのこと。
凄まじい潰れ方をしたポルシェ911ターボ・カブリオレ。
登場したばかりの991.2で、新車だそうです。
前後が潰れており、相当なスピードでのクラッシュだったであろうことがわかりますね。
こちらもポルシェ911。
997世代と思われますが、やはり高いスピードでクラッシュしたと思われ、残念ながらドライバーは死亡。
同乗者はなんとか自力脱出できた、とのこと。
突如燃えたと報じられているポルシェ911(原因は不明)。
ポルシェが燃えるのはかなり珍しいですが、それでもときどき報じられていますね。
こちらも燃えたポルシェ911(カブリオレ)。
オーナーが作業をしていて、ちょっと目を話した隙きに燃え上がった、とのこと。
自宅もろとも大きく炎上しています。
希少なカレラGTのクラッシュ。
スピン後にヒットしたとのことですが、まだダメージは軽いほうかもしれません(それでも外装パネルは交換の必要がありそう)。
オーストラリアでフェラーリ360スパイダーのオーナーが踏んだり蹴ったりな目に。
銀行でお金をおろそうと車を停め、ATMから現金を引き出している時に車を見ると、愛車であるフェラーリが炎上。
あわてて火を消そうとしますが、その隙に引き出していたお金、そしてキャッシュカードを盗まれるという事態が発生しています。
それだけではなく消火を手伝うふりをした人が車内に置いていたノートパソコンを奪うという事件も発生し、まさに「泣きっ面に蜂」。
なおフェラーリ360スパイダーはほぼ完全に燃えて修理不可能な状態ですが、盗まれたものも保険でカバーできると良いですね。
先日、全焼したことで話題になったドバイのランボルギーニ・アヴェンタドール・ロードスター50thアニヴェルサリオ。
今回は後続車の撮影した動画が公開されています。
信号停止中に車が火を吹いているのをアヴェンタドールに知らせますが、それに気づかずに走り去り、炎上に至ったようですね。
アヴェンタドールの場合は後方視界があまり良くないので発火しても煙が上がらないことには気づきにくく、炎上を知らせる何らかのセンサーがあればとも考えたりします。
なお、中東では死因(早死)の第一位が危険運転によるものとのことですが、やはりこのアヴェンタドール、そして周囲のフェラーリもちょっと危なそうな運転ではありますね。
以前にルイス・ハミルトンが中東の公道にて車をバーンアウトさせ問題になりましたが、死因のトップが危険運転なのであれば、それだけ重いペナルティも納得できます。
https://www.youtube.com/watch?t=15&v=v9tbyibMAEg
ロンドンにて、中国人留学生と見られる若い男性の運転するランボルギーニ・アヴェンタドールSVロードスターがクラッシュ。
他のランボルギーニとストリートレースを行っており、一般車二台を巻き込んでの事故、とのこと。
マットブラックのボディカラーがキマっておりなんとももったいないとしか言いようがありませんが、けが人がいないのが不幸中の幸い。
なお事故の衝撃はそれなりに大きかったようで、座席後部のプロテクションバーが突出しているのがわかりますが、アヴェンタドール・ロードスターのプロテクションバーが作動しているのを見るのは初めて。
たしかにこの部分には「なんか出てきそうな」パネルがあるのですが、どうやらそれはプロテクションバーであった模様。
だいたいはロールバーのようなものが頭部を保護できる程度の高さに持ち上がるのですが、これは「棒」が相当な高さにまで飛び出ており、特殊な形状と構造を持っていると言えます。
収束したと思われていた911の炎上問題が再び発火する?
名古屋の高速道路を出たところでエンジンが停止し、再度エンジンを始動したところで出火した、とのこと。
991GT3の場合は走行中に異常振動等が見られ、その時点で車を止めると発火ということでしたが、今回の911については詳細や原因は不明。
以前にポルシェはインターミディエイトシャフトが問題になりましたが、今回も場合によっては会社的なダメージを被る可能性が高いですね。
イタリアにて開催されたヒルクライム・イベントにて、気温が高すぎたためにエンジンルームから煙を出してしまったラ・フェラーリ。
イベント自体の動画はこちらですが、フェラーリの他、ポルシェ、BMWなども走っていますね。
原因は不明ですが、イタリア警察に納入されたBMW i3が発火し炎上。
フロントフェンダー上に給油口カバーが見えるのでレンジエクステンダー装着車だと思いますが、車体後部から発火しているところを見ると発電用のエンジンが発火したのでしょうね。
なおこちらの画像では文字通り「火だるま」になっており、かなりの勢いで燃えたことがわかります。
i3はイタリア(ローマ)警察のほかロサンゼルス市警にも100台納入されており、ほかでは欧州にて銀行やシェアリングサービスにも導入されていますね。
ポルシェのファクトリーから出てきたばかりでトレーラーに積まれた完成仕立てのケイマンGT4。
合計7台が積まれていますが、トレーラーが事故に遭い、積んでいたケイマンGT4が全て破損するという事故が発生。
なんとももったいないかぎりですが、これらの車はまたポルシェのファクトリーへ引き返し、補修を受ける模様。
なおケイマンGT4は非常に人気の高い車なので、これらの6台も買手が付いている車両と思われますが、その買手にどうポルシェが伝えるのかはちょっと興味のあるところ。
事故の原因としてはケイマンGT4を積んだトレーラーがアウトバーンを走行中、渋滞のためにブレーキを踏んだところ後ろから来たタンクローリーが激突した、という状況だそうです。
なおタンクローリーは事故を避けようとレーンチェンジを試みるもそれが逆効果となりコントロールを失うとともにアウトバーンそのものを塞いでしまったようですね。
23歳の女性が運転する日産GT-Rがクラッシュ。
ただしこの女性の運転に原因があったわけではないようで、19歳の男性が運転するBMWがカーブにてコントロールを失い、それにトラックがヒットしたところへやってきたGT-Rが事故に巻き込まれた模様。
しかしながら破損具合を見るとかなり大きく潰れており、ドライバーの女性は足を挟まれていたところをレスキュー隊員がルーフほか各部を切断するなどして救助した、とのこと。
なおBMWのほうのドライバーはさらに長く、90分の間車に閉じ込められていたそうです。
数々のハイパフォーマンスカーが世界中でクラッシュを起こしているものの、さすがに(経験の長い)フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェはクラッシュしてもサバイバルゾーンを確保できる傾向にあるようですが、GT-Rは状況によってかなり危険な場合があるようですね。
※いただいた情報によると、画像はGT−RではなくフェアレディZとのこと