フォルクスワーゲングループがフェラーリを買収する、と発表。
これは証券市場を通じてフェラーリの発行済株式のうち90%を取得したとVWの会長、マティアス・ミュラー氏が発表したもので、残る10%はフェラーリ創業者一族が保有。
すでにフェラーリ”前”CEO、セルジオ・マルキオンネ氏は退任しており、VWの慰留に応じなかった、としています。
なお、この交渉は2015年にフェラーリがフィアットから切り離された時に開始され、具体的な話し合いは2月から続けられていたもの。
株式公開は多額の資金を獲得できる反面、こういった「買収のリスク」は常に付きまとうのが現状で、これには賛否が別れるところですね。
なおVWアウディグループはフォルクスワーゲン、アウディを筆頭にブガッティ、ランボルギーニ、ポルシェなど強力なブランドを有するグループ。
販売台数においてはトヨタと世界一を争っています。
一方のフェラーリにおいては経営難に陥った1960年代にフォードへの身売りが決まりかけ、直前になってエンツォ・フェラーリの意思でそれが撤回された過去があり、しかし(親元は異なるものの)今回ついにそれが現実に。
なお、これはVWアウディグループが発表したとされるエイプリルフールネタ。
セルジオ・マルキオンネ氏はかねてよりVWアウディグループに対して敵対心を隠そうとしておらず、今回のネタに対して何らかの反応があるかもしれない、とは思います。
VIA:GTSPIRIT