フェラーリ・オーストラリアのボスがメディアに語ったところによると、フェラーリにはオーダーできないカラーが一つだけある、とのこと。
それは「ピンク」で、理由としては「フェラーリの価値観にそぐわない」から。
いつからそうなったのかは不明ですが、昔からそうだとすると、巷で見かけるピンクのフェラーリは後に再塗装したものかラッピング、ということになりますね。
なお新車販売される1/3のフェラーリがレッド、次いでシルバー。
他に人気があるのはブラックとホワイト、とのこと。
ピンクが人気なのは中東と中国で、中国の場合は富豪が「愛人へプレゼントする場合」。
中国人女性はピンクを好むことで知られますが、その影響かと思われます。
フェラーリはカタログカラーで34色程度を揃えており、そこにないカラーでもフェラーリの用意するカスタム・プログラム「テーラーメード」で自由に色を調合して塗ることが可能(これはポルシェ、ランボルギーニ、マクラーレンも同じ)。
ただ、都市伝説の類かもしれませんが、フェラーリを注文する際にある顧客が「オレのポルシェと同じ色で(フェラーリを)塗ってくれ」とフェラーリに注文したところ、「フェラーリをポルシェと同じ色に塗ることはできない」と断られた、という話もどこかで読んだことがあります(さすがフェラーリ)。
反面、アストンマーティン(現体制)がヴァンテージを発売した際、ポルシェが直接のターゲットであり、ポルシェの顧客を獲得することを目的としていたため、当時アストンマーティンの用意したボディカラーは「ポーラシルバー」など、ポルシェと”同じ”もので、「あなたのポルシェと同じボディカラーのアストンマーティンを用意できますよ」という戦略を採用(これはぼくが実際にディーラーで当時に説明を受けた)。
当時のアストンマーティンCEO(現在は会長)であるウルリッヒ・ベッツ氏はポルシェ993の設計に携わったエンジニア(他にもコンセプトカーを手がけるなど、ポルシェでは重要人物であった)ですが、その関係もあったのかもしれませんね。
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VIA:CARSCOOPS