フェラーリは今年で70周年を迎えますが、そこでCGアーティストGuillaume Brault氏が「フェラーリ250GTOが現代に復活したら」というレンダリングを作成。
ダッシュボードは現代のフェラーリを下敷きにしており、しかしメーターパネルは最近のアウディに代表されるようなバーチャルコクピット。
ボディはオリジナル同様にFRレイアウトを採用しているためかロングノーズ・ショートデッキスタイルをもち、特徴的な半円形のダクトもしっかり再現しています。
面白いのはルーフが透明になっていることですが、これは新しい意匠ですね。
オリジナルのフェラーリ250GTOはレース用のホモロゲーション獲得用モデルで、「250」はシリンダー1つあたりの排気量が250ccであることから、そして「GTO」はGran Turismo Omologato、GT選手権用のホモロゲーションを獲得、という意味を持っています。
フェラーリのオフィシャルサイトにも250GTOの解説がありますが、250GTOが登場したのは1962年。
エンジンはフロントにV12をマウントし、排気量は2953cc、出力は300馬力。
全長4325ミリ、全幅1600ミリと現代の基準で考えるとかなりコンパクトなサイズですね。
なお下の画像はフェラーリワールド・アブダビへ行った時、エントランスに展示されていた250GTOのレプリカ。
入ってすぐのところに一番目立つよう配置されていたので、フェラーリとしても「最も歴史的に大きな意味合いを持つ」と認識しているモデルなのでしょうね。
フェラーリがF1を撤退してル・マンに集中するという噂が一時出ましたが、もしフェラーリがLMP1クラスに参戦したら?というレンダリングをカリフォルニアのデザイナー、Marcello Raeli氏が制作。
過去のレースカーの特徴やFXX Kなど最新のレースカーのディティールがあちこちに再現されており、かなり「現実的」ともいえるルックスですね。
なお最近のLMP1マシンはアウディのそれに代表されるようにウエッジシェイプではなくフロントライトがそそり立った奇妙な形状になりつつありますが、このフェラーリのル・マン用マシンは非常に美しいですね。