| ランチア・ストラトスはマニアにとっては「ぜひ手に入れておきたい」クルマ |

RMオークションにランチア・ストラトスHFストラダーレが登場予定。
492台製造されたうちの445台目で、初回登録は1975年、イタリアにて。
そこから二番目のオーナーに渡り、11年後に現在のオーナーの手に渡ったとのこと。
ドライブトレーンはフェラーリ・ディーノの2.4リッターV6で、これはもちろんオリジナルのまま。
キャブレター仕様で192馬力を発生し、5速MTで駆動します。
ランチア・ストラトスは市販モデルをラリーカーに仕立て上げたわけではなく、まずラリーカーに勝つ為の車(整備製が高いこと、壊れないこと、運動性能が高いこと、が条件だったとされる)を考え、ホモロゲーションを獲得する為に市販モデルを発売したという逆のアプローチをとった車であり、その意味では非常に純粋な車ですね。
デザインはベルトーネ、そしてシャシーの原案はダラーラと言われ、当時としては黄金のコンビによる車です。
前長3710ミリと極端に短く、しかし幅は1750ミリ(当時としてはかなり広い)、そして全高は1114とウラカンより46ミリ、アヴェンタドールよりも22ミリも低いという、とんでもないプロポーションを持つ車です(縦横比、高さは現代だとアルファロメオ4Cのようなイメージ)。
かつてフェラーリF430ベースでストラトスを復活させる計画もあったようですが様々な問題でお蔵入りになっており、しかしいつかは復活させてほしい車ではあります。
ランチア・ストラトスがオークションに登場予定。
ストラトスはそもそもラリーのホモロゲーションのためにだけ生産されたという特殊な背景を持っており、生粋のレーシングカーといっても過言ではない車ですね。
ガンディー二によってスケッチされベルトーネの元で完成を見たとされますが、フェラーリ・ディーノのV6エンジンを持ち、192馬力を発生(もともとの馬力では危険すぎるという理由でデチューンされている)。
492台のストラトスが製造されたとされますが、今回の個体は1976年製でレストア済みだそうです。