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ランボルギーニ「ウルスHVは18ヶ月以内に発表」「ウルスの小型版はない」

投稿日:2018/05/07 更新日:

 | ウルスのハイブリッドモデルは18ヶ月以内に登場、そしてウルスの小型版はない |

ランボルギーニがウルスに関し、いくつか今後の展開について見解を述べています。
まずは「ハイブリッド」の存在で、ランボルギーニ技術開発部門のボス、マウリッツォ・レッジャーニ氏によると「18ヶ月以内にハイブリッドを投入」。
ハイブリッドパワートレーンはポルシェ由来のもので、つまりは4リッターV8ツインターボとエレクトリックモーターとの組みあわせ、ということになりそう。

ウルス・ハイブリッドの位置付けは?

なお、現在においてもウルスはポルシェと同じV8ツインターボエンジンを持ちますが、ポルシェに比べて大きくチューンされて550馬力から650馬力へ。※ハイブリッドシステムを含めた場合、ポルシェ・カイエン・ターボS Eハイブリッドは680馬力

ポルシェの場合、「ハイブリッドモデルはパフォーマンス含めて全ての面におけるトップレンジ」という位置付けで、これは今後「ミッションE」はじめとするエレクトリックモデルをブランドの核として展開するため(エレクトリックモデル=最速のイメージを植え付けたい)。

ただしランボルギーニの場合はエレクトリックを推すわけでもなく、エレクトリック化は「環境規制への対応」のためなので、ウルス・ハイブリッドを「トップレンジ」に据える可能性は少なそう。
ただし次期アヴェンタドール、次期ウラカンも「ハイブリッド」になるとされ、「スーパースポーツでもハイブリッドは有用=ハイブリッドのほうがパフォーマンスが高い」ということを示すため、「ウルス・ハイブリッド」にガソリンエンジンモデルよりも高いパフォーマンスを与える可能性もまた「無いとは言えない」。

ウルスのバリエーションは今後拡大する

加えてマウリッツォ・レッジャーニ氏語ったところでは「ウルスの小型版は考えていない」。
なお、ウルスのは小型版について話が出た理由としては、ポルシェがカイエンをヒットさせたのちに「マカン」を投入し、これを大ヒットさせて劇的に収益を向上させたため。

さらにベントレーもこれと同じ路線を採用し、つまり「ベンテイガの小型版」を投入する、と言われます。
ポルシェやベントレーに限らず、「まずは高級モデルを出して市場へのインパクトを与え、その高級モデルのイメージを継続した廉価版(利益は厚い)を発売することで収益を得る」のはビジネスの常套手段。

テスラが高級な「モデルS」を発売し、その後に「モデル3」を投入して利益を得ようとしているのも同じ戦略で(モデル3は廉価版だとはわかっていても、モデルSのイメージがあるので、”いいものに違いない”と認識される)、レンジローバーが「イヴォーク」を投入したのもの同じ戦略(こちらは最初からイヴォークの構想があったわけではないものの、レンジローバーのイメージを商業的に利用したのは間違いない)。

そういった意味で必ず何かニューモデルがヒットすると出る話題が「廉価版」の話で、ポルシェにおいては「ボクスターの下位モデル」や、ランボルギーニにおいても「ウラカンの下位モデル」、フェラーリでは「V6ミドシップ」。

よって今回も「ウルスの下位モデル」という話が出たわけですが、マウリッツォ・レッジャーニ氏によると「ウルスはランボルギーニのエントリーモデルとして完璧なポジションにある」とのこと。
乗り出しで最低3000万円もするウルスを「エントリーモデル」と言い切ってしまうのはランボルギーニならでは(ウラカンだって”ベイビー・ランボ”)の凄さですが、とにかくランボルギーニとしてはウルスの下を作ることは考えていないようですね。

理由としては「競合が多いこと」「十分な利益が取れない」ということで、これは「ウラカンの下位モデル」を作らないとしたのと同様ですね。

ただ、ウラカンの下を作らないとしていても、事実上「ウラカンRWD」を投入することでマクラーレン540Cや570S「スポーツシリーズ」に対抗しており、ウルスにおいても同じ戦略を採用する可能性が大。

実際にマウリッツォ・レッジャーニ氏は「ウルスはガヤルドやウラカンのようにバリエーションを広げる」としており、その中にはハイパフォーマンスモデルや、逆に廉価版の追加も構想にあるのかもしれませんね(開発済みモデルであれば、機能を簡素化したお買い得モデルの設定は利益の拡大に繋がる可能性が高い。ただし上位グレードを食うかも)。

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  • この記事を書いた人

JUN

興味の範囲が広く、猫、小説、映画、音楽、腕時計、クルマなど。 酒、タバコ、ギャンブルは一切しません(ある意味では自分の人生そのものがギャンブル)。 いま欲しいクルマはアルピーヌA110。

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