| VWグループ内ではポルシェとランボルギーニとの抗争が勃発 |
ランボルギーニがそのニューモデル「アヴェンタドールSVJ(仮)」にて、ニュルブルクリンクを6分45秒で走行した、との噂(インスタグラムユーザーが主張しているだけなので、本当かどうかはわからない)。
実際に6:45を記録したとなると「市販車ではニュルブルクリンク最速」となるわけですが、実際にランボルギーニはバージョンの異なる数台をニュルブルクリンクに持ち込んでテストを行う様子が報じられており、かつそのうちの一台は「まさかのロールケージ」を装着していて、「もしかするともしかする」ことになりそう。
すべてはアヴェンタドールの「7分切り」からはじまった
なおアヴェンタドールはもともと強固なカーボンものコックフレームを持ち、補強の必要などないほどだと思われるものの、このタイムを達成するには「必要」だったのかもしれません。
そして、このタイムを達成したのが「ロールケージ装着車両」だとすると「市販モデル」もそれを装着していなければ公平な記録として考えられず、よって標準(さすがにランボルギーニでもそれはないか・・・)もしくはオプションにてロールケージが装着されている可能性が大。
ちなみにニュルブルクリンクのランキング上位はこんな感じですが、ポルシェ918スパイダーが「7分を切った」ことをきっかけに続々7分以下を記録するクルマが登場。
その後ランボルギーニ・アヴェンタドールSVが6:59.73にて7分切りを達成し、さらにそこからウラカン・ペルフォルマンテが驚異の6:52.01というタイムを記録するものの、ポルシェ911GT2RSが6:47.3という異次元のタイムを出してしまい、これはもう抜けないだろう、というのがここまでの流れ。※ポルシェ918スパイダーは1億円を超えるハイパーカーなので7分切りも納得であるものの、アヴェンタドールSVのタイムは価格を考えると当時は驚異的だった
ニュルブルクリンクの市販車ラップタイプ ランキング上位
1. ポルシェ911GT2 RS (3656万円)6:47,3(2017)
2.ラディカルSR8LM(1780万円) 6:48.00(2009)
3.ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ(3418万円) 6:52,01(2017)
4.ポルシェ911 GT3 RS6:56.08(2018)
5.ラディカルSR8 6:56.08(2005)
6.ポルシェ918スパイダー(9500万円) 6:56.08(2013)
7.ランボルギーニ・アヴェンタドールSV(5179万円) 6:59.73(2015)
エアロパッケージはエンジンパワーよりも重要
アヴェンタドールSVJは「アヴェンタドールSV」よりも販売台数を絞った限定モデルになると言われ、さらにパフォーマンスに特化したクルマとなるのは間違いのないところ。
よって公道よりもサーキット走行を重視したスパルタンなクルマになりそうですが(ユーザーも選別されるのでそれは問題ない)、このタイムを達成するために「どういった変更がなされているのか」は気になるところ。
アヴェンタドールSVでは、それまでの「アヴェンタドール」に加えて「パワーアップ」「ダウンフォース強化」「マグネライド」「後輪ステアリング」が追加されていますが、アヴェンタドールSVJではさらなるパワーアップとダウンフォース強化、そして「アクティブエアロ」が追懐される、というのが大勢を占める予想。
すでにランボルギーニは「ウラカン・ペルフォルマンテ」にてアクティブエロシステム”ALA=Aerodinamica Lamborghini Attiva(ランボルギーニの機構に関わる名称はとにかく耳慣れないので覚えにくい)”を導入し、パワーアップ以上の効果がニュルブルクリンクにおいて発揮されていることは実証済み。
サーキットを速く走ろうと考えるとダウンフォースが重要となりますが、このダウンフォースは加速時や直線で速度が要求される際に「アダ」となり、こういった場合にダウンフォースを「抜く」のがALAのキモ。
加えてコーナリング時には左右でダウンフォースを変え、「内輪のダウンフォースを強めて車を路面に押し付けるという機能も。
そしておそらくアヴェンタドールSVJ(J=イオタ。まだまだ正式名称は不明)にもこれが搭載されると言われているということになりますが、スパイフォトなどを見るにウラカン同様のALAではないようで、なんらかの「新たな機能」があるのかもしれません。
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【動画】ランボルギーニは「アヴェンタドールSVJ」でニュル最速をマーク?アタックの様子が報じられる