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【動画】ランボルギーニ・ガヤルドのMTスワップはこうする!その一部始終やパーツ、構造をユーチューバーが紹介

2019/04/15

| ガヤルドにはもともとMTが存在したのでまだ「MTスワップ」難易度は低い? |

ランボルギーニ・ガヤルドLP570-4スーパーレッジェーラをマニュアル・トランスミッションに換装した男が登場。
今回その一部始終を動画にて公開していますが、当然ながらかなり大変な作業のようですね。

「スーパーレッジェーラ」はセミATである「eギア」のみの設定となるものの、ガヤルドにはもともとMTが存在するため、この人はランボルギーニ純正部品を使用してスーパーレッジェーラをMT化しています。

ユーチューバー「eギアのフィーリングは良くない」

今回ガヤルド・スーパーレッジェーラをマニュアル・トランスミッション化したのはユーチューバーのPeterBjorckさんですが、同氏は「ガヤルドのeギアがあまり好きではない」ことがその換装のきっかけ。

なお、「eギア」はロボタイズドMT、シングルクラッチ、セミATといった名称でも呼ばれることがあるトランスミッションの一種で、これは「もともとMT用として設計されたトランスミッションの、クラッチ操作部分を(人に代わって)ロボットが行う」というもの。

マニュアル・トランスミッションでは「クラッチを踏んで、シフトレバーを操作して、またクラッチを繋ぐ」ことになるところを、eギアでは「パドルをチョンと引けば」、ロボット(アクチュエーター)が”クラッチを切って、シフトして、クラッチを繋ぐ”という一連の動作をドライバーの代わりに行ってくれます。

よって、ガヤルドのeギアは「基本はマニュアル・トランスミッションと変わりない」ということで、シフトレバーだろうがパドルだろうが、自分でシフトして走らせるというのが正しい乗り方だと考えています。

こちらはeギアのペダル。
左はフットレスト、そしてブレーキ、右がアクセル。
見ての通りかなり狭い空間にペダルが押し込まれており、ここにクラッチペダルを入れると足元がかなりタイトに。

ぼくはガヤルドを購入する際に「MTかeギアか」迷ったものの(それまではポルシェ986ボクスターS、ポルシェ911カレラなど、基本的にMT車を乗り継いできた)、ひとつは「MTだと乗車時に履ける靴が限定される」こと、もうひとつは「ガヤルドの速さだと自分のシフト技術が追いつかないこと」を理由にeギアを選んでいます(そういった理由もあってeギアのみの設定であった限定車を選んだ)。

左はクラッチ付きペダルアッセンブリー(手で抑えているのがクラッチ)、右がブレーキペダルのみのeギア用アッセンブリー。
本来「ブレーキペダルだけ」のスペースにクラッチとブレーキペダルが押し込まれるので、かなり窮屈なのがわかります。

こちらはマニュアル・トランスミッション用シフトアッセンブリー。
見たところケーブル式ですね。

こちらはeギア用のセレクター。
幸いではありますが、ガヤルドでは(外観上)このセレクターとMT用シフトアッセンブリーをそっくり入れ替えることができるので、内装パネルをいじる必要はナシ。

そしてもともとMTが存在するということですべて純正パーツにて必要な部品を手配。
その部品の数たるやハンパなく、よくここまで事前に調べたな、と思います。

そしてまずは各パーツを外すところから。
これはギアをチェンジする(リバースに入れるための?)パーツだそうですが、左がMT用、右がeギア用。
MT要は上にあるシャフトから「手動」入力され、しかしeギア用だとその部分にはアクチュエーターがついていて、パドル操作した際の電気信号を受け、油圧で入力されることになります。

この四角いボックスの横のカプラーからバックランプ用の信号が出力(シフトレバーのポジションからリバースを検出するわけではない)。

こちらが前進ギア用のアクチュエーター。
マニュアル・トランスミッションだと手動でシフトレバーを操作し、ケーブルにてギアを選択するという操作を、このロボットがかわりに「油圧で」行うわけですね。

そしてセンターコンソール、リアバルクヘッドのカバーを取り外して電装系を引き直し。

MT化前はこういった状態ですね。

後はトランスミッションを組み込んで終了ですが、「なにげに」ツインターボ化されているようです。

それでは動画を見てみよう

こちらが解説付きのランボルギーニ・ガヤルド「MTスワップ」動画、「Lamborghini Conversion to 6 Speed Manual Gated Transmission」。

VIA:PeterBjorck

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