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京商が17年ぶりに「ランボルギーニ・ミウラSVR(1/18)」を再販!世界に一台しか存在しないミウラは今も昔も変わらない姿だった

2020/06/26

| 実車のランボルギーニ・ミウラSVRはレストアされるも当時とほぼ変わらぬ姿を保っている |

さて、先日は「頭文字D」に登場する高橋啓介のマツダRX-7(FD3S)」と藤原拓海のトヨタ・スプリンター・トレノ(AE86)をフィギュア付きで発売した京商ですが、今回は世界に一台しか存在しないランボルギーニ・ミウラSVRのミニカーを1/18スケールにて販売開始。

ちなみにこれは過去に販売されていたものの絶版となったモデルを17年ぶりに再販したものだそうで、しかし今回は「誕生当時」の姿と同じくリアウイングの翼端をボディカラー同色に変更しているとのこと。

価格は税込み21,780円に設定され、すでに発売が開始されているものの、現在は売り切れたのか「在庫なし」となっています。

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ランボルギーニ自らが手掛けたワンオフモデル

このミウラSVRはもともと「ミウラS」として生産された車両で、シャシーナンバーは3781(エンジンナンバーは2511、ボディナンバーは383)。

生産完了時はヴェルデ(グリーン)のボディカラーとブラックのインテリアを持っており、1968年11月30日にイタリアはトリノにあるランボルギーニのディーラーへとデリバリー。

その後50回目のトリノ・モーターショーへと展示され、イタリア国内で8人のオーナーの手を経たのちに1974年にドイツ人のハインツ・シュトラーバー氏がこのミウラを購入。

その後同氏はランボルギーニへとこのミウラを持ち込んで18ヶ月かけて「SVR」へとコンバートした、とされています。

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さらにその後1976年に東名モータース代表の伊藤広光氏がこれを購入し、漫画「サーキットの狼」に影響を与えて”潮来のオックス”の愛車として登場したことでも知られますが、2018年にはランボルギーニ自身が19ヶ月をかけてレストアを行い、「当時そのまま」の姿として蘇らせた、と発表していますね。

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レストア後はランボルギーニ大阪、そしてランボルギーニデイ・ジャパンでも展示されたほか、ペブルビーチ・コンテストにも展示され、そのサウンドをもってランボルギーニの「生きる伝説」であるバレンチノ・バルボーニ氏、そしてデザイナーであるミッチャ・ボルカート氏を魅了する様子も動画に収められています。

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今回再販されたモデルカーを見ると「17年以上前の金型」を使用しているとは思えないほどの高い精度を持っており、同時にレストア後の実車が「当時から変わっていない」ことにも驚かされますが、ホイールスピナー、ルーフ上のアンテナなど、いくつかの変更点があるようです(ホイールスピナーの廃止は法規上の問題かも)。

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ただしそのほかの部分は現在のミウラSVRの姿と共通するところも多く、ヘッドライトカバーやフロントフードも「同じ」。

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各部のリベットについても忠実に再現されているようですね。

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もちろんインテリアも忠実に再現。

なお、ミウラSVRのレストアについて、ランボルギーニ本社もその資料を紛失していて細かい仕様がわからなかったといいますが、そんな状況の中で、この京商製ミウラSVRは「貴重な歴史の証人」そして資料としても価値があるかもしれませんね。

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参照:京商

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JUN(intensive911)

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