
| ウラカンSTOスパイダーは実際に登場しそうな気もするが、シュノーケルとシャークフィンはなくなりそう |
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さて、ランボルギーニはウラカンの超ハードコアモデル「ウラカンSTO」を発表していますが、今回はレンダリングアーティスト、Aksyonov Nikita氏が「ウラカンSTO スパイダー」のレンダリングを作成して公開。
先日リリースされた公式フォトをベースに加工したものではあるものの、フロントやサイド、ウイング翼端板などのアクセントカラーをあえて取り去った仕様となっています。
しかしながら、ウラカンSTOはウラカン・スーパートロフェオ、ウラカンGT3といったモータースポーツ参戦用車両の「公道走行版」だとされており、となると(競技用車両にオープンモデルがない以上)現実的にオープンモデルは望めない可能性もありそうです。
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ただしランボルギーニはこれまで多数のモデルに「オープン」を用意
ただ、ここ最近のランボルギーニは(基本的に)定番モデルはもちろん、スペシャルモデル/限定モデルに対して「オープン」を追加しており、アヴェンタドールSVJに対するアヴェンタドールSVJロードスター、シアンSKP37に対するシアン・ロードスターといった例もあります。
ディアブロやムルシエラゴ時代だとオープンモデルが設定されなかった限定車もあるものの、近代のランボルギーニだとおおよそオープンモデルが設定されており、数少ない例外だと「セスト・エレメント」。
ただしセスト・エレメントは「1トンを切る」という至上命題のもと企画された試験的モデルであり、そもそも公道走行は不可能なのでオープンがなくても「当然」と言えるかもしれません。
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ウラカンSTOは「ウラカン・ペルフォルマンテ的」ポジション?
実際のところウラカンSTOにオープンが登場するかどうかはまったくの未知数ではありますが、もしウラカンSTOが「ウラカンLP610-4に対するウラカン・ペルフォルマンテ」的な位置付けであればオープンモデルが登場してもおかしくはなさそう。
加えて、ウラカンSTOがモータースポーツ参戦のためのホモロゲーション取得用モデルであれば「オープン」はなくて当然ではあるものの、その「逆」の流れを辿った「モータースポーツにインスパイアされた市販モデル」であることを鑑みると、販売台数を稼ぐためにオープンモデルを追加するというのは十分にありうる話だとも思います。
ただしウラカンSTOをオープン化するにあたっては課題も
しかしながら、ウラカンSTOの場合はややオープン化が難しいところもあり、まずルーフに「シュノーケル」を装備しているということ。
オープン化すると(ソフトトップが採用されると思われるので)このシュノーケルを残すわけにはゆかず、となるとウラカンSTOのひとつの特徴が消え去ることに。

もしくはソフトトップではなくデタッチャブルルーフつまりタルガトップ化することでシュノーケルを残すことができると思われるものの、そうなると「これまでウラカンに採用したことがない構造を取り入れることになるため」コストが飛躍的に上昇してしまい、セールスを期待できない価格になってしまいそう。
そしてこれはシャークフィンにも同じことが言え、ウラカンSTO「スパイダー」が実現したとして、それはクーペ版とはずいぶん変わったものとなるのかもsにれません。