>ランボルギーニ

【動画】納屋に30年以上も放置されていたランボルギーニ・エスパーダが発見される!程度は良好、納屋に住み着いたフクロウがネズミからクルマを守っていてくれたようだ

ランボルギーニ・エスパーダ

| 世界中にはまだまだ多くの「人知れず眠る」」スーパーカーが存在するのだと思われる |

そしてそれぞれの放置されたクルマには、それぞれのドラマがある

さて、久しぶりに「納屋で発見された」大物が登場。

今回発見されたのは「ランボルギーニ・エスパーダ」ですが、持ち主が姿をくらましてしまったため、30年以上も放置されている個体なのだそう。

ランボルギーニ・エスパーダが放置されていたのは、この美しい湖水地方のケンダルという人里離れた農家の納屋であり、この納屋に「まさか」ランボルギーニ・エスパーダが眠るとは誰も信じることができなかったかもしれませんね。

2021-09-25 22.35.44

その発見は一件の依頼から始まった

そしてこのランボルギーニ・エスパーダが発見されることになったのは一件の依頼から。

まずはドミニクさんという人物が、この納屋の「中にあるもの」を処分するように頼まれます。

2021-09-25 22.36.19

そこで「おそらくは貴重なクルマ」と思われるものを発見したドミニクさんが「The Late Brake Show」へと連絡を録り、そこへやってきたのがエキスパートのジョニー・スミス氏。

021-09-25 22.36.12

納屋からはチラリと旧いクルマが見え、「お宝が眠っていそうな」雰囲気。

2021-09-25 22.36.35

どうやらこの奥にランボルギーニ・エスパーダが保管されている模様。

2021-09-25 22.36.41

ランボルギーニ・エスパーダが登場!

2021-09-25 22.38.57

ドミニクさんによれば、このランボルギーニ・エスパーダは、30年以上も前、とあるオーナーが保管してほしいと持ち込んだものだそうですが、その後数カ月分の家賃を払った後に連絡が途絶えてしまい、以降ずっと「置きっぱなし」となっていたようですね。

2021-09-25 22.36.49

ランボルギーニ・エスパーダはこんなクルマ

ランボルギーニ・エスパーダは1968年〜1978年の間に生産されたクルマで、1,218台という、当時のランボルギーニとしては比較的多い生産台数を記録しています。

「先代」を持たず新規に企画されたクルマでもあり、ランボルギーニ創業者であるフェルッチオ・ランボルギーニはこのエスパーダをまったく新しい種類のクルマにしたいと考えていて、「運転しやすく、信頼性が高く、ラグジュアリーであること」を求めての開発がスタートしています。

021-09-25 22.38.00

デザインを依頼したのはカウンタックやミウラでおなじみのマルチェロ・ガンディーニ。

コンセプトカーのランボルギーニ・マルツァルからインスパイアを得て「V12エンジンをフロントに搭載する4人乗りのクーペ」としてイスレロ、ミウラとともにランボルギーニのラインナップに加わっています。

カウンタックより「時代を先取りした」ランボルギーニのデザイン元祖、”マルツァル”がこれだ!

| ある意味ではランボルギーニのデザイン的元祖 | ランボルギーニ・マルツァルがジュネーブ・モーターショーに登場。 マルツァルは1967年にジュネーブ・モーターショーにて発表されていますが、今回51年 ...

続きを見る

「エスパーダ」とは剣を意味し、実際にモデルネームも剣をあしらったものとなっていますが、後年にはやはり剣の意味をその名に持つ「エストーケ」が企画されており、ランボルギーニはこのエスパーダを重要な遺産として位置づけ、蘇らせようとしていたことがわかります。

発売直前まで行きながらも市販化が見送られた「ランボルギーニ・エストーケ」。そのとき、エストーケとランボルギーニの身に何が起きていたのか?
【動画】発売直前まで行きながらも市販化が見送られた「ランボルギーニ・エストーケ」。そのとき、エストーケとランボルギーニの身に何が起きていたのか?

| あのとき、誰もがランボルギーニ・エストーケは市販されると信じて疑わなかった | 「リーマンショック」以外にも発売が見送られた理由があったようだ さて、ランボルギーニ悲運のコンセプトカー、「エストー ...

続きを見る

ランボルギーニ・エスパーダの程度は「良好」

一見すると、埃などを被っているためにかなり状態が悪そうにも見えるものの、30年以上経過している割にはエンジンルームの状態は外見ほど悪くはなく、よくよく見るとウインドウ類の破れもなく、レストアによって当時の輝きを取り戻せそう。

2021-09-25 22.38.29

さらにインテリアは「非常に」状態がいいと言っても過言ではなく、リビルトせずとも、そのまま使用できそうなパーツも見えますね。

2021-09-25 22.37.21

トランク内も程度良好。

2021-09-25 22.37.28

動画では「ネズミによる被害がほぼ見られない」ことに驚きを示していますが、ウインドウそしてボディにはフクロウの糞が一面に張り付いていて、フクロウが納屋に住み着いていたおかげでネズミが寄り付かず、それが結果的に内装をきれいな状態に保ったのでは、とも推測しています。

このエスパーダについては、ナンバーも取り付けられているので、元の持ち主や親族を割り出すことが可能だと思われますが、なんとか所有権を移動させてオークションにかけられることになるものと見られ、そう遠くない将来に過去の栄光を取り戻すことになりそうですね。

2021-09-25 22.38.47

納屋で発見されたランボルギーニ・エスパーダを紹介する動画はこちら

合わせて読みたい、「納屋で発見された」スーパーカー関連投稿

「日本の納屋で」発見された、あのフェラーリ・デイトナ。2.3億円で落札され365GTB/4の高額落札記録更新か

日本の納屋で見つかった、「あの」フェラーリ356GTB/4デイトナがオークションにかけられ、なんと1,807,000ユーロ(2億3400万円)で落札。 フェラーリ・デイトナは1406台のみの生産ですが ...

続きを見る

前オーナーが41年間所有し続けたランボルギーニ・ミウラ。その死後ドイツ奥深くの納屋にて発見され、競売にかけられることに。予想最高落札価格は1.4億円

| ドイツの森にて眠っていたミウラ。 ここまで状態の良い個体は珍しい | オークション開催会社、RMサザビーズが、10月にランボルギーニ・ミウラP400Sを競売にかける、と発表。ただしこのミウラは「普 ...

続きを見る

13年間放置されていたワンオーナーのフェラーリF355を偶然発見した男!フェラーリのスペシャリストに依頼してレストアを開始

| 希少な”ヴェルデ・シルバーストン”、そしてレーシングシート装着 | 英国のフェラーリ正規ディーラー、H.R.オーゥエンが「13年ぶりにマカオの納屋で発見された」フェラーリF355ベルリネッタをレス ...

続きを見る

参照:The Late Brake Show

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->ランボルギーニ
-, , , , ,