【動画】ランボルギーニ・ウルスがアウトバーンにて329km/hを記録する！840馬力にまでチューンされているといえどSUVでこの速度は非常識すぎる

｜　しかもウルスのギアはまだ一段残っている　｜

事情さえ許せば、時速350キロくらいでも出せそうだ

さて、自動車専門のテスト＆撮影会社、AutoTopがランボルギーニ・ウルスの最高速をアウトバーンにてテスト。

その結果として時速329キロを記録していますが、これは「空気抵抗の塊のような」SUVとしては、そして車高が高く不安定になりがちなSUVにしては驚くべき結果だと言えそうです。

ただ、このランボルギーニ・ウルスには手が加えられており、エンジン出力が650馬力から840馬力に向上しているとのことですが、それでもノーマルでの（公称）最高速である時速305キロを大きく超えていることに驚かずにはいられません。

改造の内容は不明ではあるものの

なお、このウルスがどうやって840馬力を達成したのかについては触れられておらず、外観が映っていないのでエアロパーツの付与など外装のカスタムが行われているのか、タイヤ/ホイールが好感されているのかどうかも不明。

動画にて確認できるのはコクピットから見た風景のみではあるものの、2分半の動画のうち、数回に渡り時速329キロに達していることがわかり、さらにはほかのクルマで（AutoTopが）出した同等の速度での走行状態に比べると「驚くほど安定している」こともわかります。

そして動画を見ると、時速300キロまではほぼ一直線で加速し、300キロを超えてもギアは6速を維持していて、つまり（8速まで）「あと2速残している」状態です。

ただ、7速に入って320キロあたりになるとなかなか速度が伸びず、時速329キロの時点でも7速、そしてレブリミットまであと100回転ほど残している模様。

さらには8速に入っておらず、この状態を見るに、もしかすると「330キロでリミッターが作動」しているのかもしれません。

ちなみにスピードメーターでは（今回の最高速度）329km/hではあるものの、GPSを使用しての計測だと314km/hとなっており、もちろんこちらのほうが正しいということになりますね。

なお、スピードメーターは必ずしも「ぴったり」ではなく「誤差」があるのは自動車業界の常識でもあり、日本だとその誤差の許容範囲は道路交通法第148条「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」にて、”10(V1-6)/11≦V2≦(100/94)V1”と決められています。

しかしこの数式に当てはめて計算するのもかなり面倒なので、おおまかには実際の速度に対して85％〜105％くらいの誤差になる、と考えておけば良いかと思います（ほとんどの場合、実際の速度よりも高めにスピードが表示される）。

とにかくSUVでこの速度は異常

いずれにせよ、冒頭で述べたようにSUVでこの速度域に達するクルマは非常に少なく、ノーマル状態で最高速度が300キロを超えるのはランボルギーニ・ウルス（305km/h）、アウディRQ Q8（オプション装着で306km/h）、ベントレー・ベンテイガ・スピード（306km/h）くらい。※ニュルブルクリンク最速SUV、ポルシェ・カイエン・ターボGTでもその最高速は297km/h

チューンドカーだとABTがチューンしたアウディRS Q8で320km/h、ブラバスがチューンした「ブラバス・GLEクーペ900 ロケット・エディション」で330km/h（ただし条件付き）といったものもありますが、このウルスは内装を見る限りではチューナーの作品ではないように思われ、そしてまだギアを残しているところを見ると、そのポテンシャルや恐るべし、といったところですね。

アウトバーンにて、ランボルギーニ・ウルスが時速329km/h到達する動画はこちら

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参照：AutoTopNL