
| プロトタイプを見る限り、アヴェンタドール後継モデルはいつでも発表できそうな完成度を持っているように思える |
一方、搭載されるパワートレインについてはまだまだ謎が多い
さて、先日はランボルギーニ本社付近を走行する次期V12エンジン搭載モデル、つまりアヴェンタドール後継(フルモデルチェンジ)モデルが目撃されていますが、今回もまた路上を走行するアヴェンタドール後継モデルの姿が捉えられることに。
ただ、今回は以前に目撃されたプロトタイプ(上の画像)のように、布のようなものによる偽装はなく、カモフラージュ用のシートのみの偽装にとどまっているように見え、そのディティールがおぼろげながらも見えてくるように思います。
そして今回のスパイフォトを見ると、アヴェンタドール後継モデルの試作車はかなり細部まで作り込まれているように見え、ウワサされているように、今年中の発表があると考えてよいのかもしれませんね。
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ランボルギーニ新型V12、アヴェンタドール後継モデルのデザインはこんな感じ
そして今回インスタグラムに公開されているアヴェンタドール後継モデルのデザインを見ると、シアン同様、横方向に向けた「Y」字状のラインが見られ、それにあわせてフロントバンパー下のフィンの角度が設定されているようで、つまり「車体中央から放射線状に広がる」ラインが強調されているもよう(ヘッドライトは奥まっているように見える)。
これは今までの「ハの字」つまりオメガラインとは異なるもので、「新しい」傾向と言えるかもしれません。
そのほか気づくのはドアミラーの形状ですが、これは今までステーが「一旦前に出ていた」ものの、今回は「後ろに向けて」角度がつけられています。
ボディサイドのエアインテーク形状も改められ、内側には2本のフィンが設けられていて、その上のCピラー、そしてリアサイドウインドウとの処理はウラカンに近いようにも思えます(ウラカン発表時に”太陽神ラーの目”と表現されたデザイン)。※ヒドゥンピラーのようにも見える
リアセクションも大きく変更され、しかしこちらはシアンっぽいというよりもチェンテナリオを連想させ、かなり「コンパクト」にデザインされているように思われます(リアオーバーハングも短く見える)。
テールパイプは4本出し、そしてその上には2つの突起を持つリアウイングが設けられ、エンジンフードはさらに複雑な形状を持つようにも見えますね(補機類がむき出しになっていて、現段階ではガラスなどのパネルが取り付けられていない)。
タイヤは前後異径が継続され、後輪のサイズは相変わらずかなり大きく、そして後輪が(後ろから見て)大きく露出したデザインを持っていて、テールランプは横を向いた「Y」、リアディフューザーには大きなフィンが取り付けられています。
全体的に見て、エッジを多用したという面では現在のデザイン路線を継続しており、しかしその構成やラインはより複雑化しているようにも見えますが、その流れに統一性があるということを考慮すると「シンプルになった」とも考えられます。
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そしてアヴェンタドール発売以後に発表されらランボルギーニ各モデルのデザインが随所に見られるようで、ひとつの「集大成」としての究極系となるのかもしれません。
現在ポルシェやフェラーリは「過去のアイコニックなモデルのデザイン」を新型車にも取り入れていますが、ランボルギーニはそれらとは反対の動きを見せていて、過去には取られず「(概念として)大きなフロントグラスと、小さなバックミラー」をもって、常に前を向き、過去を破壊しながら前に進むことも示唆しています。
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アヴェンタドール後継モデルに積まれるパワートレインは?
そこで気になるのがアヴェンタドール後継モデルに積まれるパワートレイン。
これはV12+ハイブリッドにて決定していますが、V12エンジンは「新設計になる」と言われていて、ハイブリッドとの組み合わせを前提に小排気量化される可能性もあり、しかしこれまでの発言内容から見て「ターボ」はなさそう。
ハイブリッドシステムについては、シアンFKP37/シアン・ロードスター、カウンタックLPI800-4に積まれる「スーパーキャパシタ」ではなく通常のリチウムイオンバッテリーが搭載されると考えられており、となると後輪はガソリンエンジン+エレクトリックモーター、フロントをエレクトリックモーターにて駆動するというもフェラーリSF90ストラダーレやポルシェ918スパイダーと同じ方式を採用するのかもしれません(おそらくはリマックの技術が投入されることになるだろう)。
ちなみにフェラーリも「次期V12エンジン搭載モデル」を開発している最中で、もしかするとフェラーリ、ランボルギーニの「次期V12エンジン搭載モデル」の発表時期が近い可能性もあり、両者の電動化に対するアプローチに対しても興味が尽きないところです。
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