| チューナーがこういった「新型車の予想CG」を公開する例は非常に珍しい |
アヴェンタドール後継モデルの名称は「レブエルト」と言われるが、今まで事前のウワサが当たったためしはない
さて、ランボルギーニはアヴェンタドール後継モデルの発表を控えており、そのプロトタイプもチョコチョコと目撃されている状態です。
ただしいずれの場合も厳重なカモフラージュが施されていたり、ランボルギーニがすぐに(別の車両で)隠してしまったりするので、そのディティールを把握することは難しく、しかしこれまでにもいくつか予想レンダリングも公開されています。
そして今回もまたそのアヴェンタドール後継モデル(レブエルトという名称になるという説が有力)の予想CGが登場していますが、これはレンダリングアーティストではなく、ランボルギーニやフェラーリなどスーパーカーのチューンで知られるDMCAが発表したもの。
チューナーがこういった「新型車の予想レンダリング」を公開する例は極めて珍しく、ここでその内容を見てみましょう。
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DMCの予想するランボルギーニ・アヴェンタドール後継モデルはこんなクルマ
このレンダリングの作成につき、DMCはシアンをベースにしたのだと思われますが、実際のところアヴェンタドール後継モデルはシアンのイメージを強く反映したデザインになると思われ、よってこのレンダリングは「実際のアヴェンタドール後継モデルとそう遠くない」のかもしれません。
フロントには「横方向のY字」デイタイムランニングランプが組み込まれ、バンパーサイドなどにはプロトタイプにて目撃されたディティールも反映されていますね。
サイドも基本的にはシアンFKP37を踏襲し、しかし主にリア周りが変更されています。
リアエンドはプロトタイプにて目撃された「ハイマウント4本出しテールパイプ」が再現されていますが、面白いのはリアウイングが装着されていることで、つまりこのレンダリングは「アヴェンタドール後継モデルを、DMCがチューンした」という前提で作られているのだと考えられます。
実際のアヴェンタドール後継モデルはどうなる?
やはり気になるのは実際のアヴェンタドール後継モデルがどんなクルマになるのかということですが、現時点では「おぼろげながら」概要がわかっている程度。
ランボルギーニCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏によれば、まずデザイン面については「アヴェンタドールとの関連性を持たない」ということ。
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そして搭載されるエンジンについては新設計の自然吸気V12エンジンが積まれると言われ、車体そのものも新設計になると言われます。
この時期にランボルギーニがエンジンや車体を新設計するというのは非常に意外であり、というのも2035年には多くの国や地域にてガソリンエンジン搭載車の販売ができなくなるからで、今設計したものは10年ちょっとで「無用」となってしまい、つまり投じたコストを回収することが難しくなってしまうわけですね。
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それでもランボルギーニが新設計するということは、V12エンジンを(合成燃料を使用するという前提で)生きながえさせることを考えており、一方の車体についてはピュアエレクトリックにも対応しうる構造を持たせている(それによってライフを長く取りコストの回収を行う)のだと推測できますが、このあたりはいざ発表されてみないことには、そしてランボルギーニからの公式見解なしではわからないところ。
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その他わかっていることは、ハイブリッド化によって増加するであろう重量増加を少しでもチャラにするためにカーボンファイバーを大量に使用して車体重量を抑えること、そしてアクティブエアロや後輪操舵といった、現行アヴェンタドールにも採用されるデバイスを備えること。
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