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世界に一台、ミウラ・ロードスターがランボルギーニ博物館にて展示開始!ボディカラーはラメ・スカイブルー、ちなみに「ラメ」はフランス語だ

2022/10/18

世界に一台、ミウラ・ロードスターがランボルギーニ博物館にて展示開始!ボディカラーはラメ・スカイブルー、ちなみに「ラメ」はフランス語だ

| ミウラ・ロードスターは世界で最も美しいショー用モデルだとも言われている|

一時はZN75と名を変えてプロモーションに使用されたこともあったが

さて、ランボルギーニは先日、「アヴェンタドールシリーズ最後の一台を生産し終えた」と発表していますが、そのアヴェンタドールLP780-4ウルティメ・ロードスターの仕様のオマージュ元となったのがミウラ・ロードスター。

このミウラ・ロードスターは世界に一台しか存在しないワンオフモデルなのですが、そのミウラ・ロードスターが今回ランボルギーニ博物館(MUDETEC)に展示されることとなっています(展示期間は11月まで)。

ランボルギーニが「アヴェンタドールシリーズ最後の一台」を公開!1968年にワンオフにて製作されたミウラ・ロードスターへのオマージュ
ランボルギーニが「アヴェンタドールシリーズ最後の一台」を公開!1968年にワンオフにて製作されたミウラ・ロードスターへのオマージュ

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ランボルギーニ・ミウラ・ロドスターとは何者ぞ

ランボルギーニ・ミウラ・ロードスターは、1968年のブリュッセル・モーターショーに展示されたワンオフモデルであり、製作し展示したのは(ミウラをデザインした)カロッツェリア・ベルトーネ。

ただしミウラのルーフを単にカットしただけのクルマではなく、ルーフが無くなったことで失われるリアセクションとの連続性と保つためにフロントスクリーンの高さと角度を変え、さらには車高を3センチ落として「より低く」見せるなどの工夫がなされています。※ルーフ内側にあったスイッチ類も移設されている

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加えてテールランプ含むリアセクションもオリジナル品となり、エンジン(V12横置き)もそのまま露出するなど、ベースモデルのミウラとは大きな差異も存在しており、もちろんオープン化に際して車体も補強されるなど実際に機能するクルマとして製造されています。

反面、市販化の予定がなかったためにルーフ開閉機構、そしてそもそもルーフを持たず、それによってこの美しいスタイリングを実現することができた、とも言えそうですね。

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ショーに展示された後は第三者に売却されたことも

そしてこのランボルギーニ・ミウラ・ロードスターはブリュッセル・モーターショーに展示された後にいったんランボルギーニへと運ばれ、ランボルギーニのテストドライバー、ボブ・ウォレスによってロードテストが行われていますが、その後ベルトーネへと返却された後に国際鉛亜鉛研究協会(ILZRO)へと売却されています。

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この国際鉛亜鉛研究協会(ILZRO)は、当時出始めたばかりの亜鉛メッキ(現代では防錆のための手法として常識となっている)を広く世に知らしめるためのプロモーションのためのクルマを探しており、最初はランボルギーニに「ワンオフで」プロモーション用のクルマを作ってくれと依頼したものの、ランボルギーニがそれを断り、しかしかわりに紹介したのがミウラ・ロードスターだったと言われます。

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そこでこの国際鉛亜鉛研究協会(ILZRO)はミウラ・ロードスターを購入し、しかし一旦分解してそれぞれのパーツに亜鉛メッキを施し、さらにランボルギーニのエンブレムも外して内外装も作り変え、「ZN75」という名称を与えてプロモーションを行うことに(新しい技術の宣伝を行うにあたり、既存のクルマを使いたくなかったのだと思う)。

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その後このZN75はいくつかのオーナーの元を転々とし、その後2007年にランボルギーニへと持ち込まれ、2008年まで集中的にレストアが施され(現在の持ち主は明かされていない)、その際に現在の姿へと仕上げられたわけですね。

なお、この姿、つまりラメ・スカイブルーのボディカラーにホワイトの内装、レッドのカーペットという仕様は1968年当時そのままだといい、このラメ(Lame)というのはフランス語だそうで(今まで何気なく使っていたが、今回調べてはじめて知った)、見た目の通りのキラキラ塗装です。

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参照:Lamborghini

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