｜ ランボルギーニ・ウラカンのチューニング耐性は「著しく」高いようだ ｜
このほかにもツインターボ化によって1,500馬力、2,000馬力の車両の数多く報告されている
さて、1200馬力のサーキット走行専用マシン「LP1200」、そしてその公道走行版「LP1200ストラーダ」を発表して話題となったザイラス（Zyrus）エンジニアリング。
ベースとなるのは両方ともランボルギーニ・ウラカンですが、今回は「もう少しだけ」マイルドな外観とセットアップを持つ「LP1020スティモランテ」を24台のみ限定で発売するとアナウンスしています。
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ザイラス・エンジニアリングLP1020スティモランテはこんなクルマ
そこで今回発表されたザイラス・エンジニアリングLP1020スティモランテを見てみると、ベースとなるのはランボルギーニ・ウラカン「EVO」。
同じ公道用であっても、「LP1200ストラーダ」がほぼレーシングカーといった内外装を持っていたのに対し、このLP1020スティモランテは”まだ普通”にとどまる仕様を持っており、しかしベースモデルとなるランボルギーニ・ウラカンからは「数百ものパーツ」が交換されているのだそう。
加えて5.2リッターV10エンジンにはツインターボが装着され・・・。
特大インタークーラーに3つのファンが追加されています。
このエンジンは3つのモードにて制御され、「ストラーダ」モードでは690馬力、「コルサ」モードでは838馬力を発生し、その上の「オーナー固有のエントリーコードでのみ発動するモード」では1,074馬力を発生する、とのこと。
そして驚かされるのは、このクルマが（公的認証機関である）TUVによって品質の認証を受け、EU全域においても合法にフルパワーを発揮させることができるという事実であり、さらにはサーキット走行も含む3年もしくは2万キロの保証が付いていて、なんとこの保証には3回のサービスが含まれているのだそう。※LP1020スティモランテの価格は公開されていないが、”非常に高価”なのは間違いない
ちなみにこのザイラスはノルウェーのGT選手権に参加するファクトリーであり、そのために競技用車、そして高出力車の製作に関しては一定のノウハウを持っていると考えてよく、こういった保証内容を見ても、ザイラスはこの車両の耐久性と品質に「絶対の自信を持っている」と考えてよいかと思われます。
ザイラス・エンジニアリングLP1020スティモランテが発生するダウンフォースは1,300kg
LP1020スティモランテには専用に開発されたカーボンファイバー製スプリッター、フロントフード、フロントフェンダー、アンダープレート、ドアミラー、エンジンフード、ディフューザー、巨大なリアウイングなど、パフォーマンスと美観とを兼ねたアップグレードが施されていますが、ザイラスによれば240km/h時点で1,300kgものダウンフォースを発生させるとのこと。
機能パーツだとオーリンズ製TTX 4ウェイ車高調整式ショックアブソーバー、ピレリ製トロフェオRタイヤを装着した自社製軽量ホイール、冷却性能をアップさせたカーボンセラミック製ディスクとパッドなどが追加されている、とアナウンスされています。
なお、今回公開された車両のドアには「プロトタイプ」と表示されており、エアロパッケージとサーキット走行性能をテストするために製作されたようですね。
インテリアは基本的にノーマルを踏襲しており、この「ターコイズ」も標準オプションにて選択できるカラーだと思われます。
ただしザイラスはこのターコイズを効果的に使用し、チタン製ロールバー（おそらくこれも純正オプション）やエンジンルームのクロスバー、そしてボディ上のグラフィックにもこれを採用しており、シートやマットには「Stimolante」の刺繍入り。※ステアリングホイール表皮も張り替えられている
そのほか6点式OMPシートベルトや消火器など2台のHDカメラとともに動作する、データロガー（これも純正オプションだと思われる）といった装備がアナウンスされています。
ランボルギーニ・ウラカンはツインターボ化されることも少なくはなく、ハードに改造されることもしばしばですが、それだけチューニングに対する許容範囲が大きく、また耐久性が高いということなのでしょうね。
ザイラス・エンジニアリングLP1020スティモランテを紹介する動画はこちら
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