ランボルギーニ・プレグンタ(Pregunta)。
1998年のパリ・モーターショーでデビューした、ランボルギーニ・ディアブロをベースとしたコンセプトカーです。
戦闘機をモチーフとしており、アヴェンタドールやレヴェントンとは雰囲気は異なりますが、その考え方はけっこう前からランボルギーニで採用されていた、ということになります。
1台だけ作られたとのことですが、なぜかフランスのランボルギーニ正規インポーターから2億円強で販売に出されたことが記憶に新しいですね。
意外とそういったケースはいくつか見られ、1台しか無いコンセプトカーがランボルギーニから他へ流出してしまう(当然ランボルギーニが販売しているはずですが)ことがあるようです。
関連投稿:ランボルギーニのコンセプトカー、「Lamborghini Raptor(Zagato Raptor) 1996」
1996年に、ザガートとランボルギーニとのパートナーシップによって作られたコンセプトカー「ザガート・ラプター」。
ザガートらしい「ダブル・バブル」ルーフを装備しており(デタッチャブルのように見える)、ランボルギーニ・ディアブロをベースとしています。
カーボンファイバーを多用することで軽量に仕上げ、ディアブロよりも高い動力性能を持っていたとも言われます。
なお、サイドステップは2014年発表のランボルギーニ・ウラカンとよく似ており、もしかするとウラカン(のあの部分)はこれをモチーフにしたのかも、と思ったりします。
現在はプライベート・コレクターの手にわたっている様子。
今までは相当数のコンセプトカーが作られたと思いますが、製造元の資金難などの理由で、製造元に残っていないのは残念ですね。
これは珍しい、ランボルギーニのバイク「デザイン90」。
といってもランボルギーニが設計や製造に関わったわけではなく、ランボルギーニがフランスの「ミムラン」に所有されていた時に作られたもの。
ミムランは多額の借金とともにランボルギーニを買い受けたわけですが、そのネームバリューを活用しようと自動車以外にも触手を伸ばした結果の産物みたいですね。
同じ時期にはランボルギーニのV12エンジンをパワーボートに載せたりしているようですが、これは企画をフランスのレーシングバイクメーカー「Boxer」に持ち込み、Boxer社が作ったもののようです。
日本製の部品を使用してBoxerが作ったものであり、外装はカウンタック25thアニバーサリーにインスパイアされたもの、とのこと(たしかにフィンなどに共通性が見られる)。
エンジンはカワサキ製で130馬力を発生ということですが、バイク自体の重量が170kgしかない、とのことなのでけっこう、というかかなり速そうですね。
発売当時は邦貨換算で1500万円ほどで、計画では25台製造されるところをわずか6台のみが製造され、現存するのはそのうち5台と言われます。