【動画】エグいまでのセクシーさがなくなる？クリーンになった新型マセラティ・グラントゥーリズモの試作車が目撃される

｜　これからマセラティのデザインは「MC20」に寄せられてゆくようだ　｜

新型グラントゥーリズモには、MC20同様「ガソリン」「ピュアエレクトリック」が存在すると言われる

さて、マセラティは新しいプロダクトポートフォリオを構築しようとしている段階であり、スーパーカーであるMC20に続いて発表されるであろうクルマがコンパクトSUV「グレカーレ」、そして今回プロトタイプが目撃された新型グラントゥーリズモ。

なお、新型グラントゥーリズモはMC20同様に「ピュアエレクトリックモデル」がラインアップされるといいますが、今回キャッチされたプロトタイプはガソリンエンジン特有の排気音を轟かせており、もちろんテールパイプを備えるということもあって「ピュアEVではない」ということになります。

新型マセラティ・グラントゥーリズモのエンジンはどうなる？

そこで気になるのが新型マセラティ・グラントゥーリズモに搭載されるエンジンは何なのかということ。

これまではフェラーリとの契約によって（フェラーリ製）V8エンジンの供給を受けていましたが、その契約も「解除」されたことが明らかになっています。

そしてマセラティはMC20用として新型V6ツインターボエンジン「Netturo(ネットゥーロ）」を開発しており、これはF1マシンに搭載されるエンジンと同様の技術（副燃焼室）を取り入れ、3リッターながらも629PSを発生するという驚愕のスペックを持っており、しかし当然ながらコストが高いため、グラントゥーリズモには搭載されないのでは、とも言われます。

ただ、MC20に積むだけではネットゥーロの開発コストを吸収することはかなわず、よってグラントゥーリズモ含む他モデルに搭載される可能性が指摘されているほか、あるいは「デチューン」され（コストを下げられ）やはりほかモデルに積まれるんじゃないか、とも。

新型マセラティ・グラントゥーリズモのデザインはどうなる？

そしてエンジン同様に気になるのがその「デザイン」。

今回目撃されたプロトタイプには全身カモフラージュ用のフィルムが貼られ、構造的な偽装も見られますが、おおまかにはそのシルエット、ディティールを把握可能。

動画を見るに、ノーズ部にはこれまでのグラントゥーリズモ同様のグリルやトライデント（三叉）が確認できるものの、それぞれサイズがちょっと小さいようにも。

美しく盛り上がったフェンダーも健在で、しかしヘッドライトはMC20譲りの縦型に。

マセラティは実際、「今後のマセラティのデザインには、MC20のエレメントが反映させられる」ともコメントしていますね。

フロントフェンダー後部にはおそらくエア抜き用のベントが隠され、ミラーはドアスキンマウントに。

なお、フロントフェンダー上に存在した「3つのサイドギル」が確認できず、これは廃止されるのか、どこかに移動するのか、市販モデルでは実際に装着されるのか、現時点では「不明」です。

ドアハンドルはフラッシュマウント、そしてリアウインドウ脇には謎の偽装。

リアエンドやテールランプ形状は大きく変わっているようで、リヤビュー全体に大きな変更がありそうです。

ホイール形状が前後で異なるものの、いずれも空力を重視したであろう「ディッシュ」。※リアホイールにはカバーが装着されているようにも

全体的に見てクリーンでスムーズ、そして上品さも感じられるデザインを持つように見え、これまでの「エグいほどのセクシーさ」から方向性をスイッチするのかもしれませんね。

新型マセラティ・グラントゥーリズモのスパイ動画はこちら

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参照：Varryx