｜ 改めてウアイラ、ユートピアにはない荒々しさ、そしてオラチオ・パガーニの情熱が感じられる ｜
そしてここまでハミルトンがパープルにこだわった理由はわからない
さて、8回のF1ワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンが以前に所有していた「パガーニ・ゾンダ760LH」を収めた画像が公開。
これはフォトグラファーのThomas Howarth氏が自身のインスタグラム（＠horsepower_hunters）にて公開したもので、イタリアのモンツァ・サーキットにて、オーナーさんから特別に許可をもらって撮影を行った、とのこと。※ここまでゾンダ760LHの詳細画像が公開されたことは今までにない
「760」はその出力（760馬力）を、「LH」はルイス・ハミルトンを表しており、もちろんこれはワンオフモデルとなっていますが、参考までに、ルイス・ハミルトンはこのゾンダ760LHについて、「サウンドは最高だがハンドリングは最悪で、運転するには恐怖でしかない」ともコメントしていますね。
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パガーニ・ゾンダ760LHはこんな仕様を持っている
そこでこのパガーニ・ゾンダ760LHを見てみると、ボディパネルはフルカーボン製、そしてパープルとクリア仕上げのネイキッドカーボンとに塗り分けられています。
センターロックホイールのナットやブレーキキャリパーもパープル。
各金属パーツなどもパープル仕上げ。
なお、ルイス・ハミルトンはとくにパープルが好きだという印象はなく、しかしなぜここでパープルを選択し、さらにここまでパープルにこだわったのかという理由は不明です。
搭載されるエンジンは7.3リッターV12。
出力は上述の通り760馬力で、5台のみが製造された「760スペック」のうちの一台です。
そしてインテリアもカーボンとパープルづくし。
シートやステアリングホイールはブラックのアルカンターラ、そしてステッチはパープル。
パネルやシフトノブ、パーキングレバー、スイッチ類もパープル。
ステアリングホイールも含めて非常に簡素であり、「市販のパーツを取り付けたチューンドカー」的な雰囲気もありますが、これはゾンダがパガーニの極めて初期に製造されたクルマであるためで、当時は現在のように「自社専用にて」パーツを作ることが（おそらく資金的な問題で）できなかったため、多くのパーツを市販品や流用品に頼っているわけですね（オーディオはローバー45からの流用である）。
ただ、それだけにゾンダはウアイラ以降のモデルが失ってしまった荒々しさを持っており、ある意味ではパガーニ創業者、オラチオ・パガーニ氏の情熱を強く感じることができる作りを持っていることも確かで、それが今でも多くのファンを持っている理由なのかもしれません。
ちなみにですが、ルイス・ハミルトンは「シーケンシャル・トランスミッション」ではなくマニュアルを選択していて、その理由は「シーケンシャル・トランスミッションの出来がよろしくなかったから」だとコメントしていますね。
この個体については、なんどかルイス・ハミルトン自身の運転にて走行する様子が目撃されたこともあり・・・。
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昨年末に売却した、とも報じられています。
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その他にはこんなパガーニの投稿も
そしてこのフォトグラファー氏は様々なイベントにてスーパーカーやハイパーカーの画像を撮影しており、パガーニのほか、フェラーリ、ブガッティ、ケーニグセグなどの写真も多く公開しており、一見の価値があると思います。
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参照：horsepower_hunters