「ゾンダ・チンクエ」風カラーのパガーニ・ウトピアが目撃される。すでにゾンダ・チンクエは「伝説」になったと考えてよさそうだ【動画】

｜　残念なことに、数台のゾンダ・チンクエは別カラーに塗り替えられている　｜

この「チンクエ風」ユートピアの素性は一切不明

さて、スーパーカーストーカーことVarryx氏がパガーニ本社に潜入し、「ゾンダ・チンクエ」風のカラーリングを身にまとうユートピアを動画に捉え、自身のYoutubeチャンネルに公開しています。

ちなみに同氏はイタリアはボローニャに在住しており、当初は副業としてスパイ動画をYoutubeへと公開していたものの、その後会社を辞めて「本業」としてスパイ系ユーチューバーへと転向したという人物。

なお、ボローニャ近郊にはフェラーリやランボルギーニ、マセラティ、パガーニ、その他新興スーパーカー/ハイパーカーメーカーが集中しているということもあり、Varryx氏はその「地の利」を活かしているわけですね。

今回、スパイ系ユーチューバーはパガーニ本社へ

そして今回Varryx氏がやってきたのがパガーニ本社。

柵越しに敷地内を覗くと・・・。

ウアイラ、そしてゾンダ・チンクエ風のカラーリングを持つユートピア。

パガーニ・ゾンダ・チンクエは非常に特別な存在であった

ゾンダ・チンクエはパガーニがゾンダを発売してまだ間もない頃、香港のパガーニディーラーが5台のみをパガーニへと発注したもので、ホワイトとレッド、そしてカーボンファイバーの織り目を生かした（ブラックに見える）カラーコンビネーションを持っています。※この5台のうち何台かは北米へと輸入され、イエローやグリーンに再ペイントされている

そのほかエアロパッケージにも若干の変更があり、リアフェンダー上にシュノーケルが装着されるなどの特徴を持っていて、つまるところ「パーソナルオーダー」に近いモデルでもあったのですが、その特別さゆえに高い人気を誇ることとなったわけですね。

そして多くのパガーニの顧客が「チンクエ風にカスタムして欲しい」などの要望をパガーニに寄せるケースが増え、チンクエの特徴が（そのオーナーの要望によって）後のパガーニ各モデルにも取り入れられるなど、パガーニのパーソナルオーダーへの道を切り開くきっかけになった存在としても知られます。

今回目撃されたユートピアがどういった素性を持っているのか（パガーニの所有なのか、顧客の注文なのかなど）はわかっておらず、見たところボディ形状については変更がないもよう（ただし仕上げがちょっと雑っぽくも見える）。

動画だとパガーニの社屋を出て・・・。

周囲を走行する様子も。

なお、ほとんど養生が見られず、よってこの個体は「顧客へと納車されるユートピアではない」のかもしれません。

パガーニ・ゾンダ・チンクエ風のカラーリングを持つユートピアを捉えた動画はこちら

合わせて読みたい、パガーニ・ユートピア関連投稿

参照：Varryx