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ホンダ社長「S2000後継はすぐに発売するわけではないし、ひとつの可能性でしかない。現在は発売検討中の段階」

投稿日:2017/10/26 更新日:

| なぜホンダは誰もが待望するS2000後継を発売しないのか |

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ホンダ八郷隆弘社長「S2000後継モデルは近い将来に発売されることはない」

ホンダ社長、八郷隆弘氏が英国Autocarに語ったところによると、「S2000は一つの可能性として存在するだけで、近い将来に登場するわけではない。発売するかどうかは市場の需要をみて決定せねばならない」とのこと。
要するに現時点では「なにも決まっていない」ということになりそうですね。

なお初代S2000は1998年にホンダが50週年を迎えるにあたり、華々しくデビュー。
1998年はホンダ70週年、S2000にとっても20周年にあたることから「2018年に新型S2000登場」と言われていたものの、これが否定される形に(英国ホンダはいったん2018年に新型S2000が登場、と発言したことがある)。

ホンダはスポーツカーの発売には非常に慎重だ

加えて八郷社長は「日本、アメリカ、中国、ヨーロッパからS2000待望の声は多く聞いている。そしてホンダのエンジニアは要望があればそれをすぐさま実現できる」とも語っているものの、「しかしまだその時ではない。我々には判断のための時間が必要だ」、とも述べています。

なおホンダはスポーツカー生産に対しては非常に慎重。
S2000は1995年に東京モーターショーに出展された「SSM」がそのルーツで、このSSMへの反響が熱狂的であり、これを受けて市販化したのがS2000ということに。

ただホンダにとっては29年ぶりのFRで、そのため専用設計の部分が多数となり、つまり「コストの高い車」に。
そしておそらくは「想定したよりも売れなかった」可能性もあり、ホンダとしては「手痛い教訓」となった可能性もあるのでは、と考えています。
当時人気がなかった理由としては「あまりに足回りが硬かった」「あまりにエンジン特性が尖りすぎていた」ことがあるかもしれず、実際のところ発売開始2年後にサスペンションが柔らかくなり、2003年のマイナーチェンジではレブリミットが9000回転から8000回転に落とされ、低速トルクを増加させる(つまり普通になった)という変更がなされています。※そして尖りすぎて一般受けせず、あまり売れなかった車の常として、販売終了後にカリスマ的人気を誇ることに

この時、おそらくホンダは「市場の要望が販売に直結するわけではない」と悟ったはずで、よってその後のS660発売にあたり、注文が相次いだ際にも「スポーツカー発売直後の需要は一過性のもので、そのうち落ち着く。だから増産しない」というコメントも発していますね。

そういった経緯があってか「S1000(これは現在のS660の動きを見ると発売はないかも)」「ベイビーNSXことZSX」「S2000後継」というスポーツカー発売のウワサが報じられながらも「なかなか実現しない」のかもしれません。

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ホンダS2000後継はベイビーNSXより先に登場。ホンダ上層部語る

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イギリスにて開催されたホンダS2000のファンイベントに出席したホンダ上層部の話によると、S2000後継モデルは1.5リッター180馬力と2リッター306馬力のエンジンをフロントに搭載し、ショートストローク6MTを介して後輪を駆動する、とのこと。

よりスパルタンなモデルも控えており、固められたサスペンション等を持つようです。
ただしホンダは現在FRレイアウトのプラットフォームを持たず、新規開発を行う必要がありますが、ベイビーNSXよりもこちらのS2000後継のほうが先に登場する可能性が高い、とのこと。

これが登場するとなると、ホンダはシビック・タイプR、NSX、ベイビーNSX、新型S2000、S660とかなり幅広いラインアップを持つことになります。
さらには駆動方式もFF、MR、4WD、FRと非常にバリエーションに富むことに。

トヨタはスープラ後継、BMWとの共同開発モデル(スーパーカーカテゴリ?)、86、もしかするとS−FRといった感じでこれまた多数のスーパーカーを持つことになりますが、こちらはいずれもフロントエンジン(モデルによっては+ハイブリッド)になりそうですね。

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JUN

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