| いったいなぜ?ホンダ自らがシビック・タイプRをピックアップトラックに |
ホンダ・シビック・タイプRを製造している英国スウィンドン工場のエンジニアたちが、何を思ったかシビック・タイプRをピックアップトラックに改造。
このシビック・タイプRはプリプロダクションモデルで、およそ1年前に広報用として使用されたクルマ。
今回これを「プロジェクトP」としてピックアップトラック化したわけですが、「2ドア」「2シーター」化されており、リアのカーゴスペースにはロールバーも(メタルプレートが貼られヘビーデューティーな印象も)。
リアウイングもそのまま装着
なお、シビック・タイプRの特徴的なリアウイング、トリプルテールパイプもそのまま残されており、ホンダ曰く「ニュルブルクリンク最速のピックアップトラックを目指す」とも語っていますが、今現在「ピックアップトラックでニュル最速」のクルマはなんだろうな、と思ったり(そもそもピックアップトラックがニュルで記録を計測したことがあるのか?)。
なおエンジン、トランスミッション、サスペンション等は市販モデルのシビック・タイプRと同じものを使用。
実際には未計測としながらも0-100キロ加速は6秒以下、最高速は時速265キロ程度だとしています。
今年のエイプリルフールにホンダ(北米)は「CR-Vのオープン」を発売というネタで実際にルーフをカットした個体を公開していましたが、まさか今回本当に(エイプリルフールネタではなく)トラックを作ってしまったのにはけっこう驚き。
↓ちゃんとリアハッチも開閉可能
なお、「スポーツカーをピックアップトラック」へとコンバートするのはレンダリング界では人気のあるネタではあるものの、メーカーが直々にスポーツカーをピックアップへと改造したのはBMW M3"ピックアップ"が有名。
これはBMW Mディビジョンが敷地内でのパーツ運搬用に作ったものですが、昨年のクリスマスシーズンにBMWがプロモーション動画に起用していますね。
そのほか、中国のディーラーが作ったアウディのトラック、個人ユーザーの作ったBMW3シリーズのトラックがよく知られるところ。