
| 意外に売れているようで、現行モデルイヤーはすでに完売し、来年分を待つ必要があるらしい |
さて、先日ふとホンダNSXのページを開いてみて飛び込んできたのが「現行モデルの販売は終了しました」の文字。
え?NSX販売終了?そんなの聞いてないよ!と思って調べてみると、どうやらこれは「2020年モデルの日本割当分が終了した」ということで、翌年度モデルになればまた受注受付がなされることになるものと思われます。
さらに気になったのが「意外と売れているのかNSX?」ということですが、ベストカーによると、今年の1月から7月までで、日本で販売されたNSXはわずか9台。
かなり少ない数字だと思うものの、それでも「ホンダが設定した予定販売台数を早々に消化した」ということになりますね(日本の年間割当は当初100台だと聞いていたので、それを考慮するとかなり少ないようには思う)。
ちなみにオーストラリアでも「かなり販売が少ない」と伝えられています。
アメリカでNSXは売れている?
そこでもう一つ気になるのが、NSX最大の市場であるはずのアメリカ。
Goodcarbadcarによると、2020年第二四半期の販売はわずか21台にとどまっていますが、前年には72台を売っているので、今年は「コロナウイルスの影響によって大きく下がっただけ」だとも考えられそうです。
参考までに、上述のベストカーによれば、1~7月の累計で70台、2019年通年では238台とのこと。
ちなみにこの238台は前年比40%プラスという数字だそうですが、たびたび報じられた値引き戦略が奏功したのかもしれません(つまりクルマの魅力は衰えておらず、ただちょっとだけ価格とマッチしていない)。
ちなみにこの「値引き」は現在までも続けられているようで、ある意味では常態化しているのかもしれませんが、現在の世界情勢を考えると、いたしかたない、とも思います(中古相場に影響が出そうではある)。
NSXは今年で登場30周年
そしてNSXは今年で30年を迎えますが、そこでホンダはNSX30周年記念コンテンツを公開。
現時点ではオープンしたばかりですが、「NSXにかける思い、夢を追うこと、チャレンジする事の喜び、そしてNSXを愛し続けてくださった皆さまと共に紡いだ歴史を、感謝の気持ちと共にお届けする様々なコンテンツをスタートいたします」とのことなので、今後に期待したいところです。

参照:HONDA