| ボクはカスタムカー好きということもありSEMAには心躍らされる |
ここ最近、ホンダは(マーケティング上)やたらとモータースポーツイメージを押し出しているようにも
さて、ホンダが今年のSEMAショー(11/2~11/5)に出展するカスタムカーの概要を公開。
このSEMAショーはアフターマーケットパーツの展示会という内容を持ちますが(オートメッセ/オートサロンみたいな感じ)、各自動車メーカーも自社単独、もしくはパーツメーカーやショップとも共同にて車両の展示を行うことが多々あります。
いずれもやはりその年に発表された新型車をメインに押し出す例が多く、よって今年のホンダは「シビック推し」のようですね。
HPDシビックSiレースカープロトタイプ
今回のホンダにおける目玉は間違いなく新しいSiプロトタイプレースカー。
白を基調としたボディに、ホンダ・パフォーマンス・デペロップメントがロールケージや消火装置などの安全装備を追加した”即戦力の”レーシングカーです。
アイバッハ社製スプリングとビルシュタイン製ダンパーを採用した調整式サスペンション、6ピストンブレーキ、エンジンのECUチューンなどが施されている、とのこと。
現時点でこの車両がいずれかのレースに参戦するわけではありませんが、将来的にカスタマーレーシングチームへと販売することになる「サーキット専用のレーシングSi」を予告するものだとされています。
チーム・ホンダ・リサーチ・ウエスト シビックSiレースカー
新型シビックSiのレース参戦を目指しているのはHPD(ホンダ・パフォーマンス・デペロップメント)だけではなく、こちらの車両はチーム・ホンダ・リサーチによって制作された一台。
エアインテーク、ダウンパイプ(エキゾーストマニホールド)の交換にはじまり、1.5リッター4気筒ターボチューン、それに伴いクーラントとオイルの冷却能力向上など多数のアップグレードが行われています。
出力は220馬力(164キロワット)に達し、大幅に改良されたサスペンションシステムも導入されており、上のHPD Siがプロトタイプであるのに対し、このマシンは実際に12月に開催されるNASAのサンダーヒル25時間レースに参戦する、とのこと。
チーム・リキッド2022 ホンダ・シビック・ハッチバック
こちらはチーム・リキッドによる「シビック・ハッチバック」のカスタム提案。
フロントとリアのスポイラー、18インチのホイール、Thuleのカーゴキャリア付きのルーフラックなど、HPDとホンダ純正アクセサリーの美的アイテムを追加しています。
HPD 2022年モデル ホンダ シビックSi
こちらはHPDによる、しかしレーシングカーではなく公道走行を前提にしたシビックSi。
シビックSi専用のオレンジのエクステリアに対し、コントラストの強いブラックのパーツを追加しています。
フィフティーン52プロジェクト 96アコードワゴン/タイプRクレートエンジン
こちらはちょっとめずらしい、1996年式ホンダ・アコード・ワゴンのカスタムカー。
このクルマが特別なのは、ボンネットの下にシビック・タイプRのクレートエンジンを搭載しているということで、このクレートエンジンは、これまでレーシングチームのみへの供給に限定されていたものの、現在は誰でも購入できるようになたっといい、そのため、このアコードワゴンはその可能性を示すため、サスペンションやブレーキ、ロールケージなどを改良し、当時のレーシングカラーをまとったレース仕様となっています(エンジンスワップが一般的なアメリカでは、このタイプRのエンジンはかなり人気が出そうだ)。
-
ホンダがシビック・タイプRのエンジン単体にて販売を開始!エンジン単体で約70万円、ECU等込みのフルセットだと94万円
| シビック・タイプRのエンジンはコンパクトで汎用性が高く、おそらくは売却時の価格も高い | さて、アメリカでは一般的な「クリートエンジン」。これは自動車メーカーが販売する「交換用エンジン」ということ ...
続きを見る
パスポート・トレイルスポーツ Rugged Roads Project 2.0
こちらは「オーバーランダー」をイメージしたパスポートで、ルーフラックの上にはスパローXLのルーフトップテントが設置され、サスペンションリフト(フロント1.5インチ、リア0.75インチ)により、人里離れた場所への移動をサポートする一台。
カスタムスキッドプレートによって足回りを保護し、フェンダーフレア、ロワードアトリム、カーゴトレイ付きトレーラーヒッチ、カーゴサイドパネルプロテクター、ブラック18インチホイールなど、ホンダの純正アクセサリーをふんだんに装着しています。
リッジラインHPDトレイルツアープロジェクトカー
こちらはよりハードなピックアップ版オフローダー。
様々なアドベンチャーギアを搭載し、Thule製のベッドマウント・ラックにテントを取り付け、ルーフバーとカーゴバスケットをキャブの上に設置しているほか、オーニング、トレーラーヒッチも装備しており、車体後部にはバイクも搭載しています。
ホンダ・シビックSi レーシングカーのプロモーション動画はこちら
参照:Honda