北米ホンダの重役がS660のアメリカでの販売を検討中。
衝突安全基準の問題などから難しいところもあるかもしれませんが、実現するとある意味画期的とも言えそうです。
環境負荷的側面で軽自動車が評価されるかもしれず、もしかすると自動車業界にとって大きな革命になるかもしれませんね。
一般にアメリカでは小型車は成功しないと言われますが、「ミニミニ大作戦」でのミニ、「ダ・ヴィンチ・コード」でのスマートなど映画登場後には成功する事例もあるので、ホンダももしS660を北米に投入するのであれば、映画とタイアップすると良いかもですね。
ホンダと映画、というとアヴェンジャーズをすぐに思い浮かべますが、なんらかの役割で登場すると面白いかもしれません(もしくはトランスフォーマーか)。
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ホンダS660の今年生産分は早々に完売。
そして購入者の80%は40歳以上、とのこと。
なおS2000の購入者の20パーセントは40歳以上だったとのことですが、スポーツカー購入者の高年齢化が進んでいるようですね。
ホンダもこの状況については嬉しい反面、若者を惹きつけることができなければ将来的に販売面で苦境に立つであろうことを理解しており、なんとかしたい様子。
時々思うのですが、企業はやたら「女性を」とか「若者を」とか狙いたがりますが、すでに時代がシフトしており、彼ら彼女らの価値観もパラダイムシフトを起こしているので、車自体を「単なる輸送手段」と「なんらかの付加価値のある雑貨」とに分けて考える必要がある、と考えます。
前者はホンダだとN-BOXとなり、後者はS660ですが、若者や女性をはなから狙わずにオッサンだけを最初から狙った車作りをしても良いのでは、と思うのです。
アメリカだとレトロ路線のシボレー・カマロ、ダッジ・チャージャーやチャレンジャーがこれに該当すると思いますが、もはやこちらを見てくれない層を追いかけても仕方ないかもしれません。
ホンダの場合、F1黄金期を過去に持っていますので、この時代に青春を過ごしたオッサン連中をターゲットにしたスポーツカーやスペシャルティカー(すでに死語ですがリバイバルで)を作ればそれなりに独自のマーケットを形成できるのではないか、と考えるわけですね。
もしかするとそれに若者が乗っかるかもしれませんし、そのほうが手っ取り早く車を売る手段になるかもです。
S1000については1000cc、125馬力のエンジンを搭載して登場といわれますが、今のところ具体的な登場時期や価格などのアナウンスは無いようです。