
Honda S2000 Ultimate Edition
ホンダが70周年記念としてS2000の新型を登場させるのでは、と言われています。
ホンダのスポーツカーに関してはベイビーNSX、S2000新型、S1000など色々な噂がありますが、いずれも確証を得られないのが現状。
オリジナルのS2000は1998年にホンダ50周年記念として登場していますが、今回その新型を70周年記念の目玉として発表、という話が急浮上しているわけですね。
なおバイクも同時に70周年記念としてなんらかの新型が登場するとされていますが、「新型S2000」についてはマツダ・ロードスターと同じくらいのサイズで、もっとパワーがある、とされています。
現在ホンダはこのカテゴリでのFRもしくはRWDプラットフォームがないのが問題で、S660用、NSX用をこの新S2000に転用するのはちょっと無理っぽいように思われ、となると新開発になる公算が大。
重量は1300キロ程度、シビック・タイプRの2リッターエンジンをデチューンして搭載すると言われますが、製造はNSXと同じオハイオ工場とされ、メディアによるとすでに日本から開発チームがやってきてテストにとりかかっている、とのこと。
ホンダが新型S2000の復活を計画している、というウワサ。
初代S2000発売の20周年記念に当たる2108年にニューモデルが出るという話ですが、シビック・タイプRの2リッターターボエンジンをさらに320馬力にまでチューンして搭載、という具体的な話題も登場しています。
なお、この”S2000”計画は前にも一度話が出ており、その後ちょっと立ち消えに。
今回またこの話が出てきた背景には新型NSXのヒットがあるとされており、となると新型NSXは「予定通り、もしくは予定以上の」受注があったと考えて良さそうですね(以前に販売好調という話はあったものの、それが今も継続しているかどうかは不明)。
本当に新型S2000発売の背景にNSXのヒットがあるとすると、新型S2000の開発は日本ではなくアメリカホンダになると思われ(市場も大きく、NSXの実績があるので)、となるとシビック・タイプRの開発も英国なので、日本のホンダ本社はまたしてもスポーツカーの開発ができない、ということに。
ここでちょっと気になるのはレイアウト。
初代ホンダS2000はFRですが、そのレイアウトを継続するのかどうか、ということですね。
ホンダのスポーツカーとしては「ベイビーNSX(ZSX?)」も過去にウワサにのぼっており、これが「S2000」になるのではと考えることも。
というのもホンダは現在S660、シビック・タイプR、NSXというスポーツカーを持ちますが、デザインをパテントとして申請までしたベイビーNSXがこれらに加えて登場するのであれば、そこに別枠でS2000を割り込ませる余裕は今のホンダにはないだろう、ということです。
加えて、ブランディング上の観点からも「ホンダのスポーツカーはミドシップ」に統一した方が良いのでは、とも考えるのですね(シビック・タイプRはどうしても例外になりますが、アメリカにおいては"NSXの子分"として売った方が売りやすいと思われる)。
↓こちらは特許図面を元に起こされたベイビーNSXの予想CG
ただ、かつてホンダ上層部が「ベイビ−NSXと新型S2000は別」とも語っており、謎は深まるばかり。
一説にはベイビーNSXは900万円くらいと言われていたので、これが本当ならその下にS2000を作る必要があるとも考えられ、とにかく今の状況はホンダでないとわからない、という感じです。