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初代NSX開発ドライバーが新型NSXにダメ出し→あれ?ほかの媒体ではけっこうホメてる、という件

2016/10/31

nsx

初代ホンダNSXの開発ドライバーを努めたとしても知られる元レーシングドライバー、黒沢元治氏が新型ホンダNSXに試乗し、ダメ出しを連発(ベストモータリングによる動画)。
氏は実際に初代NSXを乗り継ぎ、NSXタイプRやポルシェ・カレラGTも所有しているので、その発言はきっと正しいのだろうとは思います。
かつ辛口な批評で知られるものの、ホンダ贔屓のためかホンダには甘いことでも知られる同氏だけに、今回の「ダメ出し」についてはよほど新型NSXが「期待はずれ」だったこと意味しているのかもしれません。

そこで今回の動画での、黒沢元治氏による新型NSXへの「ダメ」発言は下記の通り。

「タイヤが曲者/横剛性が足りない」
「エコタイヤなのこれ」
「敏感」
「ダイレクト感がもっと欲しい」
「ステアリングがデカすぎ」
「ABSの制御が甘い」
「車が重い」
「慣性モーメントが大きい」
「サスペンションの作り方を間違っている」
「ロール、ピッチングが大きすぎる」

しかしながら、(黒沢元治氏は)この前に公開されている、CARTOPにて撮影された動画では同じ新型NSXにおける試乗にてちょっと違う意見を述べており、そこではこんな発言(けっこうポジティブ)も見られます。

「想像以上にいい車」
「ハイブリッドはよく出来てる」
「重い」
「もうちょっとリニアでも良い」
「エンジンが動く(これはネガティブ)」

加えてWEB版カートップではこんな記載も。

「ブレーキのコントロール性十分」
「リニアな反応」

これらを見ると一部矛盾した内容があり、もしかすると編集作業ないしはメディアの意向で「誘導された」可能性もあるかも、という疑問もちょっと持ち上がりますね(たぶん本人の意見としては一貫性があるのだと思う)。

逆に共通するのは「重い」ということ。
CARトップ版(WEB、動画両方で)ではエンジンマウントについて触れており、これはほかの試乗レビューではあまり見ない意見であり、面白いと思います。



ちなみに日本国内におけるどの新型NSX試乗イベントでも「リミッターが解除されておらず」時速186キロで制御が入るようで、この状態では本当の新型NSXの姿というのは見えにくいのかもしれません。

実際に自分で運転するまではなんとも判断を下せない車ではありますが、今のところ日本では「(車、販売方法ともに)あまり良くない評判」のほうが多いようです。

なお、ベストモータリングはこういった動画も公開しており、スポーツ新聞のようなエンターテイメント性も持ち合わせていると考えているので、より判断が難しくなりますね。

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