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ホンダがファミリーで遊べ、快適に過ごすことに特化した新型「オデッセイ」発表

2017/01/10

ホンダが北米版「オデッセイ」を発表。
わかってはいたものの、日本版オデッセイとは明らかにターゲットが異なり、スタイリッシュさがあまり感じられないのが非常に残念。

ただしファミリー用としては非常によくできていて、「マジック・スライド・セカンドシート」、「キャビンウォッチ」「キャビントーク」といったファミリーで過ごすには最適な装備も見られます。
なお「マジックスライドシート」は二列目シートが左右に移動する(真ん中のシートは外れる?)ようですね。

コミュニケーションシステムや「キャビントーク」はこんな感じで、車内の様子をモニタしながら会話が可能。
コミュニケーションシステムはホンダの開発による独自OSで、Wi-Fiを使用してスマホ経由で車両の様々な機能をコントロールできるようです。

外観デザインはホンダおなじみの「フライング・ウイング」を採用していますが、ファミリー向けということを考慮してか、他モデルほど前衛的ではなく凹凸も少ないようですね。
ヘッドライトはLED、フロントグリルは燃費向上を狙いアクティブシャッター装備、サイドには「ライトニング・ボルト・ベルトライン」デザインを採用してエレガントさを表し、スライドドア用のレールを隠すことで高級感も出ているように思います。

2018 Honda Odyssey

なお内装においてはドアのシーリングを三重にし、ガラスの厚みを増して外部からのノイズ侵入を防ぎ、ロードノイズに対しても遮音材の追加で対応。
とにかく車内においてファミリーで快適に楽しめる、ということをトコトン追求しているようです。

標準装備としては上述のLEDヘッドライト、オートハイビーム、ヒーター内蔵&ベンチレーションシート、ステアリングホイールヒーター、前後パーキングセンサー、レインセンサーつきワイパー、リアクロス・トラフィックモニター、電気式パーキングブレーキ&ヒルホールドアシスト、3ゾーンオートエアコン、ワイヤレス・デバイスチャージ、マルチゾーンオーディオなど多数。

エンジンはV6/3.5リッターでトランスミッションは9速ATが標準で10速ATは上位グレードに設定される、とのこと。
アメリカホンダの企画と言えども日本風の考え方で「快適」「楽しめる」という考えを導入したと考えられ、これはけっこう北米市場で大きなインパクトになるんじゃないかと考えています。

関連投稿:もしホンダ・オデッセイにタイプRが登場したら?というレンダリング。けっこうありそうな仕様

ホンダ・オデッセイに「タイプR」が存在したら?というレンダリング。
まず「ありえない」組み合わせではあるものの、レンダリングだからこそできるワザですね。
シビック・タイプR同様にワイルドなフロントバンパーとスポイラー、サイドステップ、前後ワイドフェンダーを装着し、ドアミラーなど各部をブラックアウト。

ウインドウ越しに見えるシートもスポーツタイプ、かつツートンカラーに。
ホイールももちろん変更されてツライチになり、タイヤは超ロープロファイル化されています。

やはりオデッセイではやはり難しいとは思いますが、現在ホンダはS660、NSXを持っており、これらスポーツカーに「タイプR」を設定してくれればなあ、と考えたり。

なお日本ではタイプRというと「チャンピオンシップホワイト」の印象が強いですが、このレンダリングではボディカラーがレッドになっており、欧米では「タイプR=ホワイト」というイメージがあまりないのかもしれませんね。

関連投稿:北米向け、スタイリッシュな新型オデッセイは2017年1月公開。まずはデザインスケッチが公開に

ホンダが2017年1月のデトロイト・モーターショーにて新型オデッセイ(北米モデル)を発表する模様。
これに先駆けてティーザー画像が公開されていますが、このイメージスケッチを見る限り非常にスタイリッシュですね。
車高がずいぶん低くなるようにも見えますが、この段階では単なるスケッチなので、実際に登場した時に「あれ?」となる可能性もあります(ホンダはコンセプトモデルと市販モデルの差異が大きなメーカー)。

今回のオデッセイは新型NSX同様にオハイオ、つまりアメリカホンダで開発されたものであり、USAホンダ特有のシャープなエッジを持つデザインなりそうですね。
そしてやはり、二代目以降のオデッセイと同様に北米専用モデルになるのかもしれませんが、ホンダは新型シビックにおいて、今まで各市場にて個別に開発していものを「世界統一(ボディ形状の相違はありますが)」することで開発コストを引き下げる試みを行っており、もしかすると(国内向けオデッセイとは名前を変えて)オデッセイも世界戦略車として日本にも入ってくるかもしれない、と考えたりします。

5世代目にあたる新型オデッセイは新しいパワートレーン、先進的なコネクティビティと車内エンターテイメント、安全性を備えるとされ、「ファミリーフレンドリー」と表現されているので、かなり大きな室内空間を持つと考えて良さそう(アメリカで流行中の”ゆったり7人乗り”を標準で備える?)

なお現行オデッセイ(日本市場向け)について、フロントから見るとけっこう格好良いのですが、リアから見るとフロントほどの格好良さは感じられない、と考えています。
ただしこれはオデッセイに限ったことではなくミニバン全体に言えることなので、ミニバンにとって「車体後部」のデザインは相当に難しいのだろう、と思わせるところ。
ミニバンという性質上、荷室スペースを犠牲にすることはできず、もしスライドドア採用であればレールや開閉に関わるクリアランスの問題もあり、セダンやスポーツカーほど「デザインの自由」がきかないのでしょうね。

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