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和製エレクトリックスーパースポーツ、「AIM EV Sport 01」正式発表!デザイナーは元日産の中村史郎、製造はル・マンにて実績のあるエイム株式会社【動画】

和製エレクトリックスーパースポーツ、「AIM EV Sport 01」正式発表!デザイナーは元日産の中村史郎、製造はル・マンにて実績のあるエイム株式会社【動画】

| デザインイメージは1960年代のスポーツカー、「EVらしさや先進性をアピールするEVが山ほどあり、そうしたくなかった」 |

エンジニアリング会社による設計・製造だけあって非常に高いクオリティ、考え抜かれた設計を持っている

さて、上海モーターショーにて発表されるニューモデルが「EVばかり」として話題になっていますが、ここ日本で開催されたクラシックカーショー「オートモビルカウンシル」においても国産スーパーエレクトリックスポーツ「AIM EV Sport 01(プロトタイプ)」がセンセーショナルにデビューすることに。

このAIM(エイム株式会社)は名古屋拠点のエンジニアリングサービス会社で、創業は1998年、そして過去にはパワーウエイトレシオが世界でもっとも優れるというエレクトリックモーター「APM120」「APM200」をリリースしています。

そして今回、そのAPM200を組み込んだ理想のクルマとしてデビューしたのがこのAIM EV Sport 01というわけですね。

車体デザインは元日産のデザイナー、中村史郎

このAIM EV Sport 01についてはいくつかのトピックがあるのですが、まず外観的なものだと、そのデザイナーが中村史郎氏ということ。

同氏は日産のデザイン部門を管理していたことでも知られ、日本の自動車メーカーではかなり珍しい、そして先駆的であった「デザイナーのパーソナリティを全面に押し出す」というプロモーションを行った人物。

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さらには取締役にまで上り詰めており、日本の自動車メーカーにおけるデザイナーの地位向上に貢献したことも特筆すべき点かと思います。

参考までにですが、同氏はカルロス・ゴーンが逮捕される直前に日産を脱出するというアクロバットを見せており、「危機管理能力」「嗅覚」に優れた人物であるのかもしれません。※現在はSNデザインプラットフォームという自身のデザインスタジオを持っている

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それはさておき、このAIM EV Sport 01は”凝縮感のある”そしてセクシーなスタイリングを持っていて、全長4,000mm以下、全高1,220mm以下という非常にコンパクトなサイズも特筆すべき点。

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オーバーハングも小さく、カーボンファイバー製のボディパネルの数は最小限に抑えられ、モータースポーツにインスパイアされた1ピース構造を持つフロントとリアのクラムシェルフードを持ち、高い整備性を持つことも特徴です(ただし破損すると補修費用が相当に高額になる)。

フロントにはフード一体型のグリルがあり、その左右にはサークルをモチーフにしたLEDデイタイムランニングランプ、そしてその上には楕円形のヘッドライト。

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ドアは「バタフライ」、そしてテールはコーダトロンカ風。

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テールランプもやはり円形をモチーフにしているようですね。

なお、このデザインについては、中村史郎氏いわく「EVっぽさ、新しさではなく、1960年代のスポーツカーを意識した」とのこと。

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AIM EV Sport 01の出力は608馬力

そして機能的な部分にスポットライトを当ててみると、このAIM EV Sport 01のリアにはエレクトリックモーターが2基取り付けられており(同じデュアルモーターであっても、前後1つづつではない)、トータルでの出力は608馬力。

車体重量は1,500kgだとアナウンスされており、バッテリー容量はアナウンスされていないものの、満充充電時の航続距離を300kmと発表しているので、(車体重量とあわせて考えると)バッテリーサイズは極限まで抑えられているのかもしれません。

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エイム株式会社の代表取締役、鈴木幸典氏は「加速の数値にこだわるのではなく、トルクベクタリングやシャシーチューニングに気を配りながら、走る楽しさを追求した」とも語っており、前輪駆動としなかったのは「後輪のトルクによって曲がる」という昔ながらのスタイルを重視したからなのだと思われます。

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インテリアを見てみると、極太なカーボンファイバー製サイドシル、そしてシャーシに直接取り付けられたアルカンターラ張りの2つのバケットシート、革張りのダッシュボード、デジタルメータークラスターなどが装備されており、こちらもその外観同様にレトロさとテクノロジーとをうまくかけ合わせているようにも見えますね。

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AIM EV Sport 01は現在のところプロトタイプにとどまるものの、2023年末までにはアップデートが施され、さらには販売される可能性についても言及されています。

今後は少量生産も視野に入れ、公道走行可能なEVとしてホモロゲーションを取得する方法を模索するほか、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードのヒルクライムに参加する予定を持っているそうですが、このAIM EV Sport 01を開発することになったきっかけがグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードだったといい、そこで走るEV(膜マートリー・スピアリングだと思われる)に衝撃を受けたからだと語っています。※エイム株式会社はル・マン24時間レースにも参戦し、3年連続で完走するなど、モータースポーツにおける実績も持っている

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AIM EV Sport 01を紹介する動画はこちら

参照:Ride Now

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